シカゴ商品取引所


Chicago Mercantile Exchange

& Willis Tower(Sears Tower)

ザ・ループ の「L」トレイン

 ダウンタウンの中心部は、シカゴ「L」と呼ばれる高架電車の路線がぐるりと環状(Loop)になっていることからザ・ループと呼ばれるビジネス街です。劇場やコンサートホールも、付近に集中しています。

 農畜産物の集積地として発展を遂げたシカゴは、商品取引でも世界の盟主でしたが、1980年代には新金融手法を次々と導入し、アメリカの金融革命に貢献しました。シカゴ商品取引所(CMECME (Chicago Mercantile Exchange))とシカゴ先物取引所(CBOT=今はCMEグループ傘下Former CBOT (Chicago Board of Trade))も、れっきとした観光コース。活気ある声の飛び交う立会い場を見学しましょう。

Chicago Theatre

 2009年にウィリスタワー(Michigan Avenue Bridge)と改名されました旧シアーズタワーは、1974年の完成から約25年間世界一の高さを誇った地上建造物です。今は、ドバイに高さ828mのとんでもない高層ビルが出現していますが、アンテナを除くビルの部分の高さでは、未だに世界第2位です。


ユニオンステーション


 ザ・ループと川を隔てて少し西のユニオン・ステーション(Michigan Avenue Bridge)は、ダウンタウンに4つある通勤路線メトラのターミナルの一つですが、その中で唯一長距離列車が発着するシカゴの中核の駅です。

 ニューヨークのグランド・セントラル駅と同じボザール様式で建てられたメインビルディングのグレート・ホールは、普段は待合室ですが300名の結婚披露宴から2500名の立食パーティにも応じる大イベント会場。空中権を貸している関係で地上には様々なビルが林立していますが、その地下に9.5ブロックにも及ぶ巨大なターミナル駅が隠れています。


シカゴのブロードウェー


 ビジネス街の北東は、いうなればシカゴのブロードウェー=シアターディストリクト。シカゴシアター(Chicago Theater)をはじめ伝統のある劇場が周辺に集まっています。ビジネス街の東の端で南北に走る大通りミシガン・アベニューには、シカゴ交響楽団の本拠オーケストラホール(Orchestra Hall (Chicago Symphony Orchestra))やシカゴ美術館(Chicago Museum of Art)があります。

Grant Park and Chicago Harbour (⇒クリックで拡大パノラマ)


グラントパーク


The Loop 地区 (⇒クリックで拡大)

Pritzker Pavilion(Millenium Park)

 ミシガン・アベニューの東は南北約2km幅600mのグラントパーク(Grant Park)、さらにその先にはヨットハーバーがあります。グラントパークは、その昔1839年にこの地がシカゴ市に編入された際に「未来永劫ビルを建てない公共の地」として約束され、その後、埋立地も加わってできた公園で、ミシガン湖から眺めるシカゴの景観を一段と引き立てています。

 グラントパークの北西の一角には、西暦2千年紀を記念してミレニアムパーク(Millenium Park)が築かれました。シカゴにとって1893年の万博以来の大事業で、建設費には約5億ドルが投じられたそうです。