ミツワと日本人学校
シカゴの日本人の生活の中心はアーリントンハイツ。日本人駐在員の皆さんとご家族には、どの都市でも、ミドルクラスのアメリカ人が暮らす地域が住みやすいようです。 Arlington Park Race Track アーリントンハイツには、由緒ある競馬場があります。アーリントンパーク競馬場()は1927年に開場し、最高権威の調教師が「世界一」と感嘆したほどの素晴らしい競馬場。現在は、ケンタッキー・ダービーを開催するルイビルのチャーチルダウンズ競馬場の系列下で運営されています。1981年には世界初の「賞金総額百万ドルレース」が行われたことでも有名になりました。 アーリントンハイツは、南北に長いコミュニティで、南端にミツワ()があ、北端には日本人校(全日校・補習校)があります。 ==≪交通事情≫== ダウンタウンからインターステート90号を西北西に約25マイル進み、アーリントンハイツ・ロードのEXITで下りると、すぐ北に日系スーパーのミツワ・マーケットプレイスがあります。 スーパーのほかに、本の三省堂や化粧品の資生堂など多数の日系店が入居していて、かたわらには日本的なフード・コーナーもあるので、それだけでも便利ですが、周辺のゴルフ・ロードやアルゴンキンロード沿いに日本人のお医者さんなど日系ビジネスのオフィスが集中しているので、なお便利です。 シカゴ見物よりミツワと言って、ケンタッキー州の私たちの近所から片道5〜7時間運転して買い物に出かける方も大勢おられます。南から直行するならダウンタウンを迂回して294号と290号経由で行くのがお勧めです。オヘア空港から西は有料道路になっていますから、小銭(80セント)の持ち合わせのない方は290号のEXIT1Aで下り下道を使ってください。 メトラ(メトロ鉄道)でダウンタウン 郊外のショッピングでも、まず物足りないことはないはずですが、ダウンタウンに行けば、マグニフィセント・マイル(ゴージャスな1マイル)というニューヨークの五番街に負けていない大ショッピング街がありますから、たまには少し足を伸ばしてください。
シカゴには、農畜産物の集積地として鉄道とともに発展してきた歴史があります。ですから、交通手段の主役が替わり、1960年代末から70年代半ばにかけて全米の鉄道会社が経営危機に直面していた時も、イリノイ州では州知事や州議会が率先して救済に乗り出しました。現在の近郊鉄道網メトラ(Metra=北東イリノイ通勤鉄道会社)が設立されたのもこの頃です。
ダウンタウンにはメトラの4つのターミナルがあります。インディアナ州が運営するサウスショア線を入れれば路線の数は計12本。アーリントンハイツ駅()からだと、黄色のユニオンパシフィック・ノースウェスト線でオギルビー・トランスポーテーションセンター()に着きます。所要時間は50分から1時間、朝夕のラッシュ時には1時間に4本、日中は1時間1本のペースです。 市民の足 シカゴ "L"
メトラと別に、シカゴ市内は高架鉄道が市民の足になっています。 シカゴの高架鉄道が営業を始めたのは1892年。翌年には、ダウンタウンから、コロンブスのアメリカ大陸発見400周年を記念するシカゴ万国博覧会の会場ジャクソンパークを結んで運転していました。一部区間が地下鉄化したのは、だいぶ後のことです。
CTA(Chicago Transit Authority=シカゴ交通局)の高架鉄道は、愛称で「L」トレインと呼ばれています。「Elevated Train」の「EL」がいつの間にか「L」と表記されるようになったからだといわれています。シカゴに限りませんが、夜間など乗降客の少ない時間や危険な地域でのご利用はお勧めできません。 シカゴには、オヘア空港()のほかに、ミッドウェーという便利な空港があります。アメリカの国内出張で、ダウンタウンの会社に用があるなら、ミッドウェー空港()に降りてタクシーを使うと時間の節約ができるでしょう。格安航空会社のサウスウェストやエアトランが発着していますから、経費の節約にもなります。「L」トレインを使うなら、ミッドウェーはオレンジ・ライン、オヘア空港はブルー・ラインです。 お子様の教育とお住まい
GreatSchools.orgは、(「育児と教育」のページでも紹介していますように)各地の現地校を公表データで比較するホームページです。各州の学力テスト結果による成績の比較のほか、生徒の人種構成や(貧しくて)給食補助を受ける生徒の比率、先生一人当たりの生徒数などが分かります。ただし、成績については、各州で実施されるテストが異なりますので、州を越えた比較はできませんから、注意して比較してください。 |