(注) 付近にホンダの主力工場があるコロンバスはオハイオ州 コロンバス(インディアナ) ★ショッピングと外食 ★お子様の教育とお住まい ★モダンアートの町
*msn天気予報…各月の気温や降水量もごらんください。
お隣オハイオ州のコロンバスは大都会ですが、インディアナ州コロンバスの人口はわずか4万人。でも、自動車の排気システムで知られるアービン・インダストリーズ(Arvin Industries=旧称…合併して本社も移転)とディーゼル・エンジンのトップ・メーカー=カミンズ・エンジン(Cummins Engine Company)両社の本拠として、昔から自動車部品メーカーに適したインフラ(立地条件)があったのでしょう…20社に近い日系企業が、この小さな地方都市に進出していうのですから驚きます。それどころか、三井金属の大工場があって、さらにホンダが新工場を建てたグリーンズバーグ(人口1万人)やアイシンの城下町シーモア(人口1万8千人)など周辺地域の雇用や経済は今や日系企業に大きく依存しているのです。 ショッピングと外食コロンバス市内のフェアオークス・モール(Fairoaks Mall)は、エルダー・ビアマン(Elder-Beerman)とJCペニー(JCPenny)の両デパートとKマート(KMart)をキーテナントとするこじんまりとしたショッピング・モールです。ほかに市内のデパートといえばクリークビュー・ショッピングセンター(Creekviw Shopping Center=地図)のコールズ(Kohl's)とダウンタウンのコモンズ・モール(The Commons Center & Mall=地図)のシアーズ(Sears)。(いくら日本人が多いからといって)そもそもアメリカ人の人口が少ないのですから、普通ならショッピングの便もこの程度が限界でしょう。 …ところが…ところが、納得してしまうにはまだ早いようです。コロンバスのすぐ北にエディンバーグ・プレミアム・アウトレット(Edinburgh Premium Outlet)という本格派アウトレット・モールがあって、たいがいのお買物はここだけでも間に合ってしまうのです。アウトレットといっても、お買物上手の皆さんには、掘出し物がいっぱいですよ。 北に30マイル(50km弱)も行けばインディアナポリスの都市圏内で、グリーンウッドパーク・モール(Greenwood Park Mall)があります。西のブルーミントンに行くと、インディアナ大学のホームタウンだけあってカレッジ・モール(College Mall)という中堅ショッピング・モールがあります。南のシーモアのシーモア・アウトレット・センター(Seymour Outlet Center)はエディンバーグのアウトレットに負けて少し活気を失っています。 コロンバスの生活関連情報は、どらみさんのホームページArchitectureの街 コロンバスへようこそ。にたいへん詳しく紹介されています。一つ残念なのは、どらみさんがどこかに引っ越されたのでしょうか、ホームページが2000年4月以降更新されていないことです。今ではコロンバスの事情も大分変わってきているようですから、その点だけは気をつけてお読みください。目次から一部抜粋してみましょう…Columbusで使えそうなお店/Columbus近辺のアウトドア/Columbus生活密着お便利住所・電話番号&データ(私のパソコンでは、このページだけ文字化けしてしまいますが、「表示」⇒「エンコーディング」で日本語に変換すると正しく表示されます)。ほかにも、写真を交えた市内各所の紹介記事が盛りだくさんです。 コロンバスには、薩摩(Satsuma=地図)とニュージャパン(New Japan=地図)というしっかりした和食レストランがあります。ブルーミントンには、サラガ(Saraga Oriental Market=地図)という韓国系のアジア食材店があります。2000年10月から2002年5月までMBA留学のご主人についてブルーミントンに住んでおられた左香衣(さかえ)さんのHP「インディアナ暮らし」をごらんください。「お気に入りの店」のページに、サラガと前掲のコロンバスのお店の説明が載っています。 お子様の教育とお住まいコロンバス周辺に住む日本人の子供たちは、主にスクールバスでインディアナ日本語学校に通学しています。現地校については、大部分のお子様が、自動的に、お父様の勤務先がある町の公立校に通っているのではないかと思われます。
GreatSchools.netは、(「育児と教育」のページでも紹介していますように)各地の現地校を公表データで比較するホームページです。各州の学力テスト結果による成績の比較のほか、生徒の人種構成や(貧しくて)給食補助を受ける生徒の比率、先生一人当たりの生徒数などが分かります。ただし、成績については、各州で実施されるテストが異なりますので、州を越えた比較はできませんから、注意して比較してください。 モダンアートの町
コロンバスは小さな町ですから大都市のように特別りっぱな遊びのスポットがあるわけではありませんが、そのかわりに町自身がモダン・アートの博物館のような町です。ギリシャのアテネのように、市内至る所に美しいアーキテクチャ(建造物)とスカルプチャ(造形芸術)が満ちあふれていることから、コロンバスの人々は「プレーリー(=大草原地帯)のアテネ(Athens of the Prairie)」という誇らしいニックネームをつけて自慢しています。 アーキテクチャの町おこしを始めたのは、コロンバスのトップ企業 カミンズ・エンジンの創業者のひとりアーウィン・ミラー氏…そもそも、カミンズ社の建物一つ一つが芸術作品です。カウンティーの裁判所をはじめとする公的な建物や教会はもちろんですが、ダウンタウンのお買物処コモンズ・モールのような場所まで各時代の先端を行く建築家によって設計されたものというのですから徹底しています。例を挙げれば、ノースクリスチャン教会はセントルイスのゲートウェイ・アーチを設計したエーロ・サーリネンの作品、ファーストクリスチャン教会は父親エリエル・サーリネンの作品、ダウンタウンの図書館前にあるラージ・アーチはモダニズムの造形芸術家ヘンリー・ムーアの作品。ミラー氏がリストアップした建築家や芸術家の作品には、自動的に補助金が出るシステムがあったのだそうです。 作品の写真はクリックすると、いずれも拡大します。
ダウンタウンのコモンズ・モールは、シーザー・ぺり(Cesar Pelli)デザインの歴史的建造物ですが、08年初めにカミンズ社が購入して全面改築中。このページ冒頭の写真にあるカウンティー裁判所(Berthoromue County Courthouse)はアイザック・ホジソン(Isaac Hodgson)の作品です。 コロンバスの観光協会のホームページには70を超える建物を紹介するページがありますから、こちらもごらんになってください(⇒パブリック・アートのページ)。一度に多数の建物や芸術作品をごらんになりたい方は、お手軽なバス・ツアー(2時間)をご利用ください。 |