(一泊コース) 夜も虹色に光る滝、2日目のナイアガラ峡谷下り ★夜のナイアガラ観光 ★ショッピングとお食事 ★ナイアガラ峡谷 ★パーキングとピープルムーバー ナイアガラの夜は、ライトアップされて七色に変化する滝や花火を見ながらロマンチックに過ごすもよし、遊園地のお化け屋敷で悲鳴を上げてパートナーの胸に跳び込むもよし。カジノで大損するのだけはクワバラ、クワバラ。
2日目はナイアガラ川を下りましょう。ロープウェーやジェットボート…急流が渦巻く峡谷のダイナミックなアトラクションを楽しんでください。お子様連れは、シャチやイルカやシロイルカがいるマリンランド。ジェットコースターや高さ137mのフリーフォールもある本格派のテーマパークです ========== 夜のナイアガラ観光 ==========
滝見物は日中に限りません。昼は水しぶきにより自然の虹で彩られるナイアガラ瀑布が、夜は七色のイルミネーションで一層鮮やかに浮かび上がります。 花火は、6月の初めから9月初めまで金曜日と日曜日の10時、10月初めまでは金曜日の9時に打ち上げられます。夏の間は、8時からクイーンビクトリアパークで花火を待つフリーコンサート。7月4日のアメリカ独立記念日や7月1日のカナダデーと8月1日のシビック・ホリデーには、もちろん何曜日でもお祝いの花火は欠かせません。 夜間照明の方は冬の間も健在です。凍れる滝に彩を添え、日没が早い分、夏よりも早く夕方のうちに始まり真夜中までたっぷり点灯していますから、ご心配なく。
カジノ・ナイアガラは、ダウンタウンで1996年に開業しました。大ウォーターパークやシェラトンホテル()などと連結した複合施設です。 当初予定では、滝の近くに新カジノが建設されるまでの仮カジノでしたが、結局、その後も営業を続けることになりました。それというのも、すぐ裏はクリフトンヒル()という遊園地街…カジノと一体で、ダウンタウンは夜遅くまで観光客で賑わっているからです。 クリフトンヒルにはお化け屋敷が実に7軒。4軒の蝋人形館の中にも「犯罪者の殿堂蝋人形館」とか、ほかにも暗闇の中で蛍光ペイントが怪しく光るミニゴルフとか、何かと刺激的なアトラクションが多いので、お子様連れの皆さんは、よく調べてご入場ください。
付近には、マジックショーのグレッグ・フレウィン・シアター()もあります。スカイロンタワー方面に足を伸ばして、超大画面のIMAXシアターで、ナイアガラ瀑布に挑戦した向こう見ずな冒険者たちの記録を見るのもいいでしょう。 1859年に、フランス人のブロディンは、レインボーブリッジのそばに綱を張り、マネージャーを背負ってナイアガラ渓谷を渡り切りました。
公衆の面前で最初に樽に入りカナダ滝を下ったのは、何と63歳の女性教師アニー・テイラーで、幸いかすり傷を負っただけで生還しました。1901年のこと。慎重な性格(?)で、本番5日前に愛猫を実験台にして樽の強度を調べておいたアニーですが、樽から跳び出してくるなり「誰も二度とやってはいけない」と叫んだそうです。 男性で初めて成功したのは、1911年のボビー・リーチ。サーカスにいた経歴の持ち主で「アニー先生よりもっと上手にできる」と豪語してチャレンジしたものの、両膝とあごを骨折し、その後半年の入院生活を余儀なくされました。しかし、懲りないリーチは、9年後に60歳でナイアガラに戻ってきます。そして、ナイアガラ峡谷の渦巻きを泳ぎ切ろうとして失敗し救助されました。今度も不完全燃焼。さらに6年後にはオレンジの皮を踏み転倒してできた傷が細菌に感染して足が壊死、運に見離されたこの冒険野郎は旅行先のニュージーランドで、あっけなく亡くなったと伝えられています。 =============== ナイアガラフォールズのショッピングとお食事 =============== ショッピングとお食事で、知っておきたいお店を、まとめて表にしてみました… (米) はアメリカ側のお店
========================= ナイアガラ峡谷 =========================
さて、ナイアガラ観光は滝ばかりではありません。2日目は、ナイアガラ川を少し下ってみることにしましょう。
滝の下流のナイアガラ・ゴージ(峡谷)には急流が流れています。特にレインボーブリッジから1.5q下ったワールプールラピッズ・ブリッジのあたりから、川が直角に右折して流れが渦を巻くワールプール(渦巻)までの流れが速く、ここがカナダ滝、アメリカ滝に次ぐナイアガラ第三の観光スポットです。 さてそれでは、峡谷カナダ側のリバーロードを北に下っていくことにしましょう。まず最初のアトラクションはホワイトウォーターウォーク()です。 ここでも、ナイアガラ観光では定番のエレベーターが登場します。地下70mに下りてトンネルを、川の方に約100m進んでください。ここではレインコートが要るほどではありませんが、皆さんのすぐ足元を急流がしぶきを散らして荒々しく流れていることでしょう。
その次はワールプール・エアロカー()。滝を除けば、ナイアガラで一番人気のアトラクションに違いありません。1913年にできたそうですから、そろそろ100周年ですね。自然が生み出した洗濯槽のような珍百景の上を通って、対岸に渡り往復してくるロープウェーです。 もっとも、正しくは「対岸に渡る」のではありません??? 空中でアメリカ領を横切りますが、実は「向こう岸」もカナダ。ちょっと行って帰ってくる間に、国境を4回越えることになるそうですから、これぞ世界レベルの元祖「ナニコレ珍百景」といえましょう。 すぐそばに観光ヘリのヘリポート()があります。 急流を過ぎてしばらく行くと、ハイキングをするならここ()…カナダ側渓谷はナイアガラグレン自然保護区と呼ばれている地域です。 ナイアガラ峡谷の観光地は、ピープルムーバーの停留所でチェックするのが一番です。左端の数字はカナダ滝からの距離(km)。 ナイアガラフォールズ市からナイアガラ・オン・ザ・レイク市に入るところで、ちょっと観光気分を引き締めて、大水力発電所()の見学はいかがでしょう。 最後の停留所は花時計。ピープルムーバーは、夏季や週末にはその先のクインストンハイツ戦址公園まで行くこともあります。 アメリカ側には何もないかというと、決してそんなことはありません。急流をさかのぼり波をけって豪快に走るジェットボート()は、やはりアメリカ流のアトラクション。カナダ側から行くなら、発電所近くのクインストン-ルイストン・ブリッジ()を渡って行きます。 ===== パーキングとピープルムーバー =====
ナイアガラ公園が管理する駐車場で、滝に近くて便利なのはテーブルロック付近のフォールズ駐車場で24時間年中無休。1回駐車するごとに固定料金を取るシステムですが、季節によって料金は変わるようです。 ラピッズビュー駐車場は冬から春までお休み。5月中旬から6月中旬までは週末だけで、その後9月初めのレイバーデーまで毎日営業します。ただし、週末を除いて昼間のみ。車を何回出し入れしても、滝までのシャトルバス料金込みで1日10ドル(C$)。フォールズ駐車場が混む夏には助かります。 ピープルムーバーは4月中旬から10月下旬まで運行しています。料金は1日当り大人10ドル、子ども6ドル。ナイアガラ公園のアドベンチャーパスを買えば、2日間乗り放題。運行間隔は平均20分です。 |