Clarksville & Fort Campbell
住民3万人のホプキンスビルに日系企業の数ではかないませんが、クラークスビルは地域の中心で人口10万人を超える中堅地方都市です。 もともとは南部ケンタッキーの綿花を積み出すカンバーランド川の河港でしたが、1942年にのフォートキャンベル空挺師団駐屯地(Fort Campbell)ができてから一段と発展しました。 現在のフォート・キャンベルの兵員は2万8千人、次々にイラクやアフガニスタンの任務に派遣されています。第101空挺師団は、最近ではサダム・フサインの逮捕など、これまで歴史上の名場面に、その都度足跡を残しているのですが、中でも第187歩兵連隊第3大隊は「ラッカサンズ(Rakkasans)」の通称でその勇名をとどろかせています。 ところで、私と同じ団塊の世代の方なら、テレビ・ドラマで活躍していたモンキーズ(The Monkees)の「恋の終列車(Last Train to Clarksville)」という曲を覚えておいでではありませんか?実は、この英語の原題にあるクラークスビルは、ほかならぬここテネシーのクラークスビルなのです。それを知った上で歌詞を読んでみませんか?ベトナム戦争で徴兵されフォートキャンベルで訓練を受けていた若者が、クラークスビルの駅から汽車で戦場に連れて行かれる前に、もう一度、恋人に一目会いたいと電話でお願いしている悲しい歌です。
クラークスビルのお買物といえば、ガバナーズ・スクエア・モール(Govenor's Square Mall)です。
ダウンタウンには、美しいレンガ造りの街並みがあります。1999年の竜巻で一部の建物が壊れてしまいましたが、残った壁に被災前の全景が描かれ、記録されています。19世紀末に税関として建てられたカスタムズハウス博物館&文化センター(Customs House Museum & Culture Center)は、今は歴史と科学の博物館として利用されています。 |