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2008年9月15日（第27号） |
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あっさり型〜詰め込み型…お国自慢にも州の個性
1999年1月のデラウェア州記念硬貨を皮切りに、1年に5州（73日に１州）のペースで、全米50州の記念硬貨が発行されてきました。クォーター（Quarter=４分の１ドル）と呼ばれる25セント硬貨です。ちなみに、1セントはペニー（Penny）、5セントはニッケル（Nickel）、10セントはダイム（Dime)と呼ばれているのはご存知ですね？
表のデザインは共通でワシントン大統領の横顔ですが、裏は各州のお国自慢…地元の動植物、特産品、景勝の地、歴史上の事件、偉人、モットーなどなんでもありのデザインです。 ケンタッキーは馬と牧場、インディアナは自動車レース、テネシーは音楽…テーマを一つか二つに絞ったシンプルな図柄も多い中で、イリノイは、逆に何でも詰め込み型の典型です。まず｢21世紀は21番目に合衆国の州になったわが州の時代」と周囲に21個の星を散りばめ、州のシルエットの中に青年時代のリンカーンの姿、左には農家の風景、右には五大湖から眺めるシカゴのスカイラインを描きました。 記念硬貨の発行が始まって、2008年でまる10年。アラスカとハワイを最後に全50州のコインが出揃う日が近づいたので、一覧表を作ってみました。2009年には、首都ワシントンとプエルトリコやグァムなどの５つの属領の記念硬貨も追加で発行されるそうです。
ところで、これとは別に、2007年から歴代大統領の１ドル硬貨（写真は裏）と歴代ファーストレディーの10ドル金貨のシリーズが発行されています。存命中のカーター元大統領にはまだ権利がなく、第40代のレーガン大統領夫妻までの39シリーズが2016年まで予定されているそうです。 大統領が独身だった場合には、表に当時の画家が描いた自由の女神の絵があしらわれ、裏には大統領本人をテーマにした図柄が採用されます。リンカーン大統領夫妻は2010年、ケネディー大統領夫妻は2015年に計画されていますが、大量発行しないことには、きっと大騒ぎになってしまいそうですね。
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今年中に全米50州の記念硬貨が出揃います
