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アメリカ生活・e-ニュース

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2008年11月15日(第29号)

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後部座席シートベルト着用の州も多いのでご注意

 チャイルドシートの使用は全米50州で「義務」 

 日本では、シートベルトの着用と、6歳未満の幼児を自動車に乗車させる場合のチャイルドシートの使用が義務付けられていますが、アメリカの場合は、例によって、州ごとの扱いに若干の差があります。とにかく、日本より車に乗る機会も多く高速で車が行き交う社会ですから、法律の厳緩に関わらず、皆さんの身を守るために、全席でのシートベルトの着用やチャイルドシートの使用を習慣付けてください。

=========≪シートベルト≫=========

シートベルト着用義務の強弱

検挙可 若年者検挙可

検挙不可 着用義務なし

 そうはいっても無条件には納得なさらない方もおられるでしょうから、自動車保険関係の非営利団体がまとめた資料をもとに全米50州のチャイルドシート使用とシートベルト着用の義務という表を作りましたからご参照ください。

 シートベルトの着用は、ニューハンプシャー州を除く全ての州と首都ワシントンで義務付けられています。フロントシート(前部座席)に乗る人だけを対象にしている州と全座席の人に義務を課している州は半々です(⇒表ご参照)。

 法の差異はほかにもあります。右の図で、検挙可(Primery Enforcement)となっている州では、スピード違反のように、警官が車を止めてその場で違反切符を切ることができますが、検挙不可(Secondary Enforcement)の州ではシートベルト着用義務の違反だけをとがめる取締りができません…スピード違反や事故など別件で調べられたときに初めて責任を問われます。当然ですが、警察の強制力が強い州の方がシートベルト着用が普及しているようです。

 交通事故の裁判でシートベルトをしていなかった責任が問われるケースは多くないようですが、アラスカ、アリゾナ、コロラド、フロリダ、アイオワ、ミシガン、ミズーリ、ネブラスカ、ニュージャージー、ニューヨーク、オハイオ、オレゴン、ウェストバージニア、ウィスコンシンの14州では、対人事故の補償額の算定に影響する可能性もあるようです。

=========≪チャイルドシート≫=========

全米高速道路交通安全管理局

National Highway Traffic Safety Administration

チャイルドシートの4段階 (@〜C…どの場合も必ず後部座席)

Rear Facing Seats

後向き乳児シート

REAR FACING SEATS

お誕生日前で20ポンド未満の赤ちゃん

Foward-Facing Toddler Seats

前向き幼児シートFORWARD-FACING TODDLER SEATS

1歳から4歳まで体重20-40ポンドの幼児

Booster Seats

ブースターシートBOOSTER SEATS

4歳くらいから少なくとも8歳になるか身長57インチ(145cm)に達するまで

Safety Seats

シートベルト

SAFETY BELTS

8歳以上または身長57インチ(145cm)以上、12歳以下なら必ず後部座席

 チャイルドシートの利用は、アメリカの全50州と首都ワシントンで義務付けられていますが、州により、それぞれチャイルドシートの使い方が細かく決まっています(⇒表ご参照)。もっとも、右の図に示す全米高速道路交通安全管理局推奨のチャイルドシートの使い方に従えば、結果的にどの州の法規制にも合格するのでしょう。

後向き乳児シート

前向き幼児シート

ブースターシート

 チャイルドシートの種類については皆さんご存知だと思いますが、念のために、写真を載せました。後向きシートには、向きを入れ替えて前向きシートとして使えるタイプもありますが、乳児に使用する際には、安全かどうか慎重に確認してあげてください。ブースターシートは、チャイルドシート付属のシートベルトではなく、車のシートベルトを使うタイプです。

 日本では手に入る横向きのベッド型シートは、アメリカでは安全性が低いとして、一般には認められていないようです。

 体重や身長は、(法律の数字ですので)アメリカの単位でそのまま表示しました。1ポンドは0.454s、1インチは2.54pですから換算してください。12インチは1フィートです。4フィート9インチは、単純にインチ換算して57インチと表示しています。

 エアバッグの衝撃が子供には危険なので、チャイルドシートを使っても使わない場合でも、子供は後部座席に座らせるように定めている州がたくさんあります。

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