私事ですが還暦の誕生日を迎えました…お祝い事には
スタッフィング(詰め物)入り丸鶏ローストチキン
書くのが苦手というので代筆しますが、このコーナーは私の妻=満里の担当です。テレビでもインターネットでも美味しそうなお料理のレシピが氾濫していて、もう結構という気もしますが、このコーナーでは、満里が北米生活20年の間に先輩や仲間の駐在員の奥様やアメリカ人の友達に聞いて覚えた「アメリカで暮らす日本人」にお勧めのレシピを紹介します。
…というのが、いつもの口上ですが、今回は簡単料理ではありません。少し手間がかかるお料理ですが「私の還暦の誕生日」のお祝いに満里が心を込めて調理してくれた丸鶏ローストチキンのレシピをご紹介しましょう。値上がりしたとはいえ、私たちの近所では、丸鶏が定価でもキロ4ドルで手に入ります。今回も一番小さな鶏を選んだつもりでしたが、それでも重さ8キロ。日本では、ちょっと考えられません。
お祝い事には外食も結構ですが、たまには豪華で安上がりな丸鶏のローストチキンを囲んでダイニングルームで盛り上がってください。スタッフィングには様々なバラエティーがあるようですが、満里の実家家伝のレシピはレバー・スタッフィング。自然の甘みが好きで、私は丸鶏の肉以上にスタッフィングを堪能しています。
e-レシピ
第9回
「本格スタッフィング(詰め物)入り丸鶏ローストチキン」
≪材料≫
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丸鶏
1羽 (腹の中に頚や内臓が入っている)
スタッフィングの材料…丸鶏700〜800g当たり
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鶏レバー
100g(スーパーでカップ入りで売っている)
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食パン 1枚
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玉ねぎ 小1個
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スープ
(水1カップに日本サイズのブイヨン1個を溶かす)
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塩、コショウ、ナツメグ、バター(大さじ1杯)
(オーブンを汚したくなければ)オーブン・バッグ
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≪作り方≫
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@ あらかじめオーブンを350°F(約175℃)に加熱しておく。丸鶏を(腹の中まで)水洗いしてキッチンペーパーで水分をふき取る。
A 腹の中までまんべんなく、しっかり塩・コショウする。
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B スタッフィング用のレバー、玉ねぎ、食パンをきざむ。レバーには、丸鶏から取り出した内臓を加える。玉ねぎはみじん切り、レバーと食パンは5ミリ角くらいにきざむ。
C フライパンに軽く油をしき、最初に玉ねぎをしんなりするまで炒め、レバー、食パンを順々に加えながら炒める。
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D パサパサしているようなら、用意したスープを少しずつ適量加えしっとりさせる。塩、コショウ、ナツメグで味付けし、バター大さじ1杯を加えて、さらに炒める。
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E 炒め終ったスタッフィングを、しばらく冷ます。
F スプーンで丸鶏の腹の中に詰める。
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G 丸鶏の頚とお尻を、針と糸で縫って閉じる。きれいな焦げ目を付けたければ、ハケで表面にサラダ油を塗る。
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H オーブン・バッグを使う場合は、(丸鶏が焦げ付かないよう)あらかじめ大さじ1杯の小麦粉を入れ、袋を振って内側にまんべんなく粉を付着させる。袋が破裂しないようハサミで2〜3センチの切れ目を5、6箇所入れておく。
I 丸鶏を袋に入れ、味を出すためにくず野菜(例えばにんじんやセロリ、玉ねぎ)
を乗せるとよい。
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J
350°F(約175℃)のオーブンに入れる。
丸鶏の大きさと焼き時間の目安
3.5〜4.0ポンド(1.6〜1.8kg)…1〜1時間15分
5.0〜7.0ポンド(2.3〜3.2kg)…1時間15〜30分
K
一緒にベークト・ポテトを焼くのもよい。生から1時間程度で焼きあがるので先に取り出す。
L
丸鶏のももの付け根に串を刺し、(血が混じらない)透明な肉汁が出てきたら焼き上がり。
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洋風グレービーソースの作り方
@オーブンの天板(オーブン・バッグの中)に残った肉汁と野菜くずを鍋に入れ、あらかじめ用意したスープを加える。
Aケチャップやウースターソース、醤油などでお好みの味付けにしてくつくつ煮る。
Bこし器(こし網)でこして、できあがり。
和風グレービーソースの作り方
@生ショウガをおろし金でおろす。
A醤油と酒を同量に加えてできあがり。お好みにより、レモン汁やニンニク汁なども添加する。
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