日米ポテトの品種(アイダホ/ゴールド/レッド)を比べました
平凡で簡単ですがジャガイモと缶詰の魚の煮物
書くのが苦手というので代筆しますが、このコーナーは私の妻=満里の担当です。テレビでもインターネットでも美味しそうなお料理のレシピが氾濫していて、もう結構という気もしますが、このコーナーでは、満里が北米生活20年の間に先輩や仲間の駐在員の奥様やアメリカ人の友達に聞いて覚えた「アメリカで暮らす日本人」にお勧めのレシピを紹介します。
…今回も(単身赴任の方にも)手軽にできるお料理です。ジャガイモと魚の缶詰をぐつぐつ煮るだけの単純レシピですが、おいしく作るポイントは落し蓋(おとしぶた)を使うこととお好みのジャガイモの種類を選ぶことです。
落し蓋(ふた)を使うと、少ない煮汁で料理できます。ちょうど今回のレシピのように、煮崩れしやすい魚やジャガイモなどの食材を煮る場合、仕上がりがきれいになるので利用します。
弱火でぐつぐつ長く煮るなら、落し蓋の上に、本物の鍋蓋を少し隙間を開けるようにして重ねてかぶせてください。落し蓋がなければ、アルミホイルやキッチンペーパーに細かい穴を開けて代用してもかまいません。
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左…男爵イモ、右…メークイン |
さて、次はジャガイモの品種です。日本では、関東で男爵イモ、関西ではメークインという品種が好まれるのだそうです。男爵イモはホクホクした食感で粉ふきイモやコロッケなどに向いています。メークインは比較的しっかりしていて煮崩れしにくいのでカレーやシチューなど煮物向きです。
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手前からレッド、ゴールド、アイダホ |
次に、アメリカで売られているジャガイモは主なものだけで3種類あります。男爵イモに近いのはアイダホ(Idaho)ポテトまたはラセット(Russet=褐色)ポテトと呼ばれる品種ですが、形はメークインのように細長いので間違えてはいけません。
メークインに似ているのは、ユーコン・ゴールド(Yukon)ポテトやレッド(Red)ポテトです。わが家の独断的感想を強いて言えば、ゴールドがしっかりあっさり系でレッドがねっとり味わい系です。
わが家は、夫婦二人とも関東の出身ですから、気分によって、煮物にも男爵イモやアイダホポテトを使うこともあります。そこで、今回は、アイダホポテトとサケ缶を使ったお料理と、レッドポテトとツナ(マグロ)缶を使ったお料理を、2晩に分けて作ってみました。
e-レシピ
第14回 「じゃがいもと缶詰の魚(サケ缶/ツナ缶)の煮物」
≪材料≫ 4人分
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アイダホポテト(Idaho
Potatoes) 3〜4個
別名
ラセットポテト(Russet Potatoes)
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サケ缶
小1個(写真はピンクサーモンの缶詰) |
バター
30g |
砂糖 小さじ2杯 |
だしの素 少々 |
醤油 大さじ1〜2杯 |
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≪作り方≫
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ジャガイモの皮をむいて、大きめに切り分ける。
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A
4〜5分、水にさらす。
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B
ジャガイモを鍋に移し、サケ缶の汁を加える。さらに、ひたひたになるくらい少なめの水を入れ、バター、砂糖、醤油を加える。
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C
だしの素を加える。
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D
落し蓋をする。
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E
鍋蓋を少し隙間を開けるように重ねてかぶせ、弱火で7〜8分煮る。
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F
缶詰のサケの身を入れ、さらに3〜4分煮る。
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G
イモが十分柔らかくなったら出来上がり。
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H
レッドポテトとツナ缶の場合は、バターの代わりに、おろしショウガをたっぷり入れる。砂糖の量はお好み。アイダホポテトよりは火が通りにくいので、少し余計に時間をかけて煮る。
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