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2009年8月15日(第38号)

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アメリカの窓…無理をして壊さないでください!!

 ビクとも動かない上下スライド窓の上手な開け方

 アメリカの家庭で一般的な窓は「上下スライド窓(Doubule Hung Sash Window)」です。窓ガラスは二重で密閉性は高いのですが、枠が木製だと湿気に弱く、長い間閉めっぱなしにしておくと、久しぶりに開けようとしてもビクとも動かなくなってしまうことがあります。

 この夏は、今のところ、晴天が多かったわりに、要所で雨が降ったのか、芝生も青々としていて湿度は高めです。冬にセントラルヒーティングで屋内が乾燥することは前にご説明したことがありますが、夏は逆で、窓を閉め切って冷房をガンガン効かせていると屋内が少しじめじめしてきます。屋外から忍び込む花粉によるアレルギーも心配でしょうが、湿気が増せば屋内のカビ系のアレルギーのリスクが生じます。たまには、窓を開けて換気することも必要でしょう。

 何も仕掛けがなければ、窓枠は重力で落ちてきてしまいます。昔は窓枠上部の左右にひもが付いていて、外枠の中に埋め込まれた滑車とおもりでバランスを取っていましたが、最近はバネを使うタイプが主流のようです。

 わが家の窓の場合は、窓枠下部の左右にバネが付いているので、上下に動かそうとしても固くて動かないときは、思い切り手前に引くと(写真のように)前後に開いて、(元に戻した後は)スムーズに開けられるようになります。手前に引くのも難しければ、ある程度幅がある食卓用のナイフなどを隙間に差し込み軽くこじ開けるようにするとよいでしょう。少し強引にやって窓枠が傷ついても、アメリカ人は自分でペンキを塗ってしまうからいいのですが、家を借りている皆さんの場合は無理をなさらないでください。

 ただし、バネが上部についている場合には、この手は使えません。下のユーチューブ動画をごらんください。この人は食卓用ナイフよりもっと薄いパテ用ナイフ(Putty Knife)で窓枠の四方の隙間を丁寧に切り離しています。ピザカッターを使う人もいるようですが、鋭い刃物ですからご使用には十分ご注意ください。

 私の知り合いのホームメンテナンスの専門家は、木の切れ端をクッションにしてかなづちで窓枠に軽くショックを与えるといっていましたが、何事も力加減の問題ですから、これも自信がなければ無理はなさらないでください。

 一度動いたら、周囲のゴミやホコリをきれいに拭き取り、さらにロウソクでロウを塗って滑りやすくしておくとよいでしょう。


 わが家のトイレには、別のタイプの窓もついています。船の舷などに付いている舷窓(Porthole)と呼ばれるタイプで、外に向かって開きます。

 窓を閉じた後に、支えを下に動かすとしっかりロックされますから、お忘れなく。

  

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