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2010年4月15日(第46号)

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手間がかかるコロッケを 「秘法」でお手軽クッキング

 リッツのクラッカーで作る簡単サーモン・コロッケ

 書くのが苦手というので代筆しますが、このコーナーは私の妻=満里の担当です。テレビでもインターネットでも美味しそうなお料理のレシピが氾濫していて、もう結構という気もしますが、このコーナーでは、満里が北米生活20年の間に先輩や仲間の駐在員の奥様やアメリカ人の友達に聞いて覚えた「アメリカで暮らす日本人」にお勧めのレシピを紹介します。

 コロッケは、イモをゆでてつぶして、ひき肉と玉ねぎをいためて、こねて丸めて、小麦粉と卵をまぶして、パン粉をつけてしっかり揚げる…なかなか手のかかるお料理です。しかし、実は、リッツ(Ritz)のクッキーを使っておいしいサーモン・コロッケを簡単に作る秘法があります。

 そもそもは、満里が知り合いの奥様に教えてもらったレシピですが、後で、よく似たレシピが一冊のお料理の本に載っているのを見つけました。ということは、オリジナル・レシピの考案者は、その本の著者ジョアン・デュプリーさんだったのかもしれません。

 ミセス・デュプリーは、牧師のご主人と一緒に日本に40年も滞在されました。その間、各地でアメリカの家庭料理を教えておられたのだそうですが、私たちが1995年にケンタッキーに来て間もない頃は、レキシントンの教会でクッキングクラスを開いておられました。わが家にある料理本は、どうやら絶版になってしまったようですが、調べてみると、インターネット・オークションで、たまたま1冊売られているのが見つかりました。

アメリカン・ホーム・クッキング(いのちのことば社 1993年12月3日初版)

 今回のレシピの基本的な部分は、ミセス・デュプリーのレシピとほぼ変わりませんが、分量や手順の説明はわが家流になっています。クラッカーは、(別のクラッカーでも試してみましたが)やはり「リッツ」でなければサーモンの味としっくり合わないようです。

e-レシピ 第22回 「リッツのクラッカーで作る簡単サーモン・コロッケ」

≪材料≫

サケ缶(大)…14.75oz(418g)

卵 2個

サラダ油

クラッカー 空き缶に山盛り一杯(30枚くらい)

パン粉

マヨネーズ

ケチャップ

牛乳

 ≪作り方≫

準備

@ 汁気を切ったサケ缶の中味をボウルに空ける。

A サケをつぶす。クラッカーは、空き缶に山盛り一杯が目処。

B クラッカーをビニール袋に入れて棒で粉々に砕く。

C ボウルに、溶き卵とクラッカーを加え、よく混ぜてこねる。

D 手をぬらして、お好みの大きさ、お好みの形に整える。

E そのまま、パン粉をつける。

F フライパンにサラダ油を(しっかり揚げるときより少なめに)注ぎ、やや高めの温度で、コロッケがキツネ色になるまで転がしながらこんがり焼いて出来上がり。

G マヨネーズにケチャップを混ぜる。少量の牛乳で薄めて砂糖少量を加え、お好みの味に調整。ピンク色のとろりとしたソースが出来上がり。

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