材料はタネ抜きチェリーの缶詰と市販のパイ皮
オーブン30分で素早くできる楽々チェリーパイ
書くのが苦手というので代筆しますが、このコーナーは私の妻=満里の担当です。テレビでもインターネットでも美味しそうなお料理のレシピが氾濫していて、もう結構という気もしますが、このコーナーでは、満里が北米生活20年の間に先輩や仲間の駐在員の奥様やアメリカ人の友達に聞いて覚えた「アメリカで暮らす日本人」にお勧めのレシピを紹介します。
キルシュ |
今回ご紹介するのはチェリーパイ。オーブン料理といえば何でも時間がかかりそうですが、このおやつは30分以内で素早く焼き上がりますから、ぜひお試しください。
材料は、まず、タネ抜きダークチェリー(Pitted
Dark Sweet
Cherries)のシロップ漬け缶詰…アメリカなら2〜3ドルですが、日本では倍以上のお値段ですね。同じレシピで、桃の缶詰を使い、ピーチパイを作る手もありますよ。桃なら、厚さ5〜6ミリに切って使いましょう。
次に、できれば、フルーツブランデーを使い、風味を高めてお召し上がりください。ブドウ酒で作る蒸留酒ばかりがブランデーではありません。チェリーパイには、チェリー酒製の透明なお酒=キルシュ(KirschまたはKirschwasser)が一番合いますが、ほんのちょっと使うだけで1本買うのも大げさです。ほかの果実のブランデーで代用してもかまわないでしょう。わが家の場合は、マルガリータ(トロピカル・カクテル)作りのために常備している柑橘系のトリプルセック(Triple
Sec)を使いました。
最後に、パイ皮は、第16回のオープンフェース・アップルパイでも使ったピルズベリー(Pillsbury)の
9インチパイ(2枚入り)、型は、内径が23cmのパイ皿を使いました。
e-レシピ
第23回
「オーブン30分で素早くできる楽々チェリーパイ」
≪材料≫
内径23cmのパイ皿用
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冷凍パイ皮(Pie
Crusts) 1枚
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ダークチェリーの缶詰(425g程度)
1缶
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コーンスターチ 大さじ 6杯 |
砂糖
120g
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生クリーム
300cc
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バター
大さじ 2杯
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フルーツブランデー
小さじ 2杯
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≪作り方≫
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@あらかじめ、冷凍のパイ皮を、室温でゆっくりもどすか、電子レンジで10秒ほどチンしてもどしておく。オーブンは、450°F(約230℃)に暖めておく。
Bパイ皮を、ゆっくり指先で押えるようにしてパイ皿に敷き、ふちを指先でつまむようにして波形を作る。パイ皮の表面には、指先で丁寧にバターを塗りつける。
Bチェリーは、軽くしぼるように水気を切り、フルーツブランデーをまんべんなくふりかける。
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C小さめのボウルに、砂糖とコーンスターチを入れて混ぜる。
D生クリームを少しずつ加えて、木べらで滑らかになるまで混ぜる。
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Eボウルの中身を、パイ皮の中に移す。
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Fざるで汁気を切ったチェリーを、クリーム全体に散らして埋め込む。
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Gあらかじめ450°F(約230℃)に熱したオーブンの中段に入れて10〜15分焼く。
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H途中でオーブンを空け、パイ生地がきつね色に変わっていたら、温度を360°F(約180℃)に落としさらに10〜15分焼く。
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Iパイを引き出す際にフィリングが動くようでは未完成。串を刺して、水っぽくなければ出来上がり。
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