これぞアメリカの道…全米で150の道路が選ばれています
ブラッと春のドライブに「国立景勝バイウェー」
景勝バイウェーの標識
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アメリカは世界で初めて国立公園を設けた観光資源保護に熱心な国ですが、観光道路についても法を制定し、1996年からこれまでに150の道が国立景勝バイウェー(National
Scenic Byway)に指定されています。
シーニックというのは、映画用語のシーン(Scene)と語源が同じで景色がよいですから「景勝」と訳せばいいのですが、バイウェーはインターステートなどの要路に隠れて目立たない道の意…いい訳語が見つからなかったので、カタカナのまま使いました。間違えて「ハイウェー」に「」したわけではありません。
国立景勝バイウェーは、景観、自然、歴史、文化、建築、レジャーの6つのポイントを総合的に評価して選ばれ、中でも特に優れた31のバイウェーには「オールアメリカン・ロード」の称号が与えられる仕組みです。無理に訳したら「オールアメリカン・ロード」とは「これぞアメリカの道」とでもなるのでしょうか?
ウェストバージニア州ホイーリングの吊り橋
Historic
National Road
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150の道の詳細は、おいおい各地の「e-ガイド」でご紹介していくつもりですが、それでは皆さんの春のドライブに間に合わないので、取敢えず全米の地図に書き込んでみました。拡大して、皆さんのご近所にいいドライブ・ルートがないかお探しください。
Blue
Ridge Parkway
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地図の下の表には一覧表があります。英語名をクリックするとAmerica's
Bywaysというホームページの各道路の案内のページ(英語)にジャンプします。番号をクリックするとルートの詳しい地図が出てきますが、長い道路の場合には地図が複数に分かれていますから、見たい部分をクリックしてさらに詳細の地図をごらんください。
Natchez
Trace Parkway
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バイウェーの中には、ラスベガス・ストリップのように5マイルもない短い道路も、ヒストリック・ナショナルロードのように6州をまたぐ800マイル超の長い道路もあります。ナショナルロードは、オハイオ州コロンバスやインディアナポリスを通り、首都ワシントンからミズーリ州のセントルイスに至る道路…まだ自動車が発明されていない19世紀の初期に連邦予算で建設された初のインターステートハイウェーです。
国立公園は西高東低で西部山岳地帯に偏在していますが、国立景勝バイウェーの方は、中西部や南部にもたくさんあります。アパラチア山脈の尾根を走るブルーリッジ・パークウェーもテネシー州ナッシュビルとミシシッピー川下流の河港ナッチェスを結ぶナッチェス・トレースパークウェーも、1996年に最初にオールアメリカン・ロードに指定された6つのバイウェーの中の2つです。
■オールアメリカンロード ■国立景勝バイウェー (⇒拡大地図)
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≪一覧表索引(州名50音順)≫ ==============
複数州にまたがる景勝バイウェー
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