「あん」と「寒天」は東洋食材店でも買えます
意外に簡単にできるプロ顔負けの水ようかん
書くのが苦手というので代筆しますが、このコーナーは私の妻=満里の担当です。テレビでもインターネットでも美味しそうなお料理のレシピが氾濫していて、もう結構という気もしますが、このコーナーでは、満里が北米生活20年の間に先輩や仲間の駐在員の奥様やアメリカ人の友達に聞いて覚えた「アメリカで暮らす日本人」にお勧めのレシピを紹介します。
夏です。水ようかんの季節ですが、北米の田舎では、そう簡単に手に入りません。大都市や日本からお客様がお土産に持ってきてくれるのを待っていたら、いつになることやら!!
そこで、手作りのお勧め。材料の「あん」や「寒天」は、ご近所の東洋食材店で手に入りませんか?今回、私たちが試しに使ってみた「寒天」はフィリピン製。寒天棒2本入りで$1.30と日本食材専門店で買う粉寒天よりお手頃な値段でしたが、出来上がりに遜色はありませんでした。
「寒天棒で作るには特別なコツでもあるんじゃないの?」と不安になる奥様もおられましょうが、心配ご無用…きちんと手順を踏めば、結構簡単にできます。ほどよく甘く、ほどよく硬くて口当たりがいいプロ顔負けの水ようかんです。
ちなみに、「寒天」は英語でアガー(Agar)。マレー語のアガアガが語源ですが、日本語風に「Kanten」とか「China
Grass」と書かれることもあるようです。中国語では海菜または凍粉。「あん」は、東洋食材店でも日系メーカーの袋入りが見つかると思います。
e-レシピ
第36回 「意外に簡単にできるプロ顔負けの水ようかん」
===============≪材料≫================
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寒天棒 1本(10g)
こしあん 500g
砂糖 60g
塩 少々
水 600cc
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==============≪作り方≫==============
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寒天棒を水洗いする。
A
30分ほど水につける。
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B
その間に、砂糖と
C
あんを計量しておく。
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D
鍋に水を計量して入れる。
E
(30分経ったら)浸していた水を切り、
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F
水をしぼる。
G
鍋を中火にかけ、指でちぎりながら寒天を入れる。
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H
木ベラでかきまぜながら煮溶かす。
I
さらに、トロッとして半透明になるまで十分に煮溶かす。
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J
砂糖を加え、木ベラでよく煮溶かす。
K
寒天液を(注)ペーパータオルかふきんを敷いたザルでこす。かたまりは、スプーンやスリコギでつぶして、なるべく最後までこし入れる。
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(注)何も敷かずにこすと後で洗うときに目が詰まって洗いにくくなる。その場合は、あらためてザルを熱湯につけて洗う。
L
こした寒天液を再び鍋に移し、弱火と中火の間くらいの火にかけ、
M
こしあんを4、5回に分けて木ベラで溶かし入れる。
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N
水をためたシンクに鍋をつけて、軽くとろみがつくまで粗熱をとる。
O
サッと水で塗らした型に、
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P
水ようかんの素材を流し込む。
Q
冷蔵庫で冷やして固める。2時間くらいで出来上がり。
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