ウィスコンシン渓谷はウォーターパークのメッカ
セントラルイリノイ観光は川と運河と旧国道
シカゴ周辺のe-マップを二つ作りました。ミルウォーキー‐マディソン・e-マップとセントラルイリノイ・e-マップです。シカゴ観光・e-マップも改訂してシカゴ近郊の行楽地をたくさん加えましたから、これからはシカゴにお住まいの皆さんの日帰りの行楽の参考にしていただけるのではないかと思います。
右の地図をクリックすると、各地のe-ガイドのページにジャンプします。シカゴ近郊のe-ガイドをごらんになるなら、オヘア空港のあたりをクリックしてください。
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ミルウォーキー ===
ミルウォーキーはドイツ系移民が築いた都市…だから、ビールの町になりました。名門パブストビールの工場は閉鎖され、大手は世界第2位のミラービールだけになってしまいましたが、地ビールの醸造所やパブが数多く残っています。
ハーレーダビッドソンが誕生したのもミルウォーキーです。
Harley-Davidson
Museum
対岸のミシガン州マスキーガンに高速フェリーが出ていますから、これを利用したらミシガン湖南岸ドライブができます。
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ウィスコンシンデルズ ===
Wisconsin
Dells
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マディソンは、ウィスコンシン川が街の中心を流れる美しい州都ですが、その少し上流に、奇岩観光で有名なウィスコンシンデルズという渓谷があります。1万5千年前の氷河期にアメリカ北部は氷河に覆われていましたが、ウィスコンシン、ミネソタ、イリノイ、アイオワ4州の州境地帯だけは氷河に覆われずに残っていて、デルズはその北東の縁でした。
Tommy
Bartlett's Thrill Show |
その北には現在のソルトレイクほどの大きさの氷河湖があったのですが、それが融けて大洪水を起こしました。それが、デルズの奇岩の由来です。
Wisconsin
Duck
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デルズの観光は古く19世紀半ばから盛んになっていましたが、特に脚光を浴びるようになったのは、1946年に水陸両用軍用車のツアーが始まってからです。見かけがアヒルの姿に似ているので「ウィスコンシンダック」の名前で呼ばれるようになりました。さらに、1952年には水上スキーのトミー・バートレット・スリルショーが加わります。
最初のウォーターパークが開業したのは1979年でしたが、90年代以降インドア・ウォーターパークを備えたリゾートホテルが続々と建設され、2004年にはテーマパークもオープンして今日に至っています。
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イリノイ‐ミシガン運河とイリノイリバー・ロード ===
Illinois
Waterway |
オハイオやインディアナの河川も同じですが、イリノイ川と五大湖が運河で結ばれ、19世紀半ばの内陸輸送の大動脈として役立つことができたのは、昔、五大湖付近の氷河が融けて南のミシシッピー川に注ぎ下るルートだったという地理的な背景があるからです。
その昔、1673年にフランス系カナダ人のマーケットとジョリエット父子の探検隊は、ミシガン湖の北部からウィスコンシン川を下ってミシシッピー川を発見しましたが、インディアンの勧めで帰りはイリノイ川経由で現シカゴに出るコースを選びました。
遊覧船が出ているラサール周辺には遊園地やマリーナもあり、運河とイリノイ川上流観光の中心です。スターブドロック州立公園という河岸の断崖が面白い景勝地があります。インディアン文明が栄えていた一帯で、バッファローロック州立公園には「ナスカの地上絵」を連想させるようなアメンボやナマズなど水生動物の形状古墳があります。
シカゴ南西のジョリエットは、歴史的な国道リンカーンハイウェーとルート66が交差する古い町で、シカゴから見ると、ちょうどセントラルイリノイ観光の玄関口。ここから上流でイリノイ川はデスプレイン川に名を変えます。
ラサール‐ジョリエット間の運河沿いの道は整備されて、ハイキングやサイクリング、カヌーなどのレジャーを楽しむ人々で賑わっています。運河は、今ではもう商用に使われなくなっていますが、イリノイ川の方は、1900年にできた新運河経由で現役の水上交通の幹線として活躍中。もちろん、新運河のイリノイウォーターウェーも観光対象です。
イリノイ川の下流は、ピオリアを中心にイリノイリバー・ロードのドライブでお楽しみください。そういえば、ラサールの遊覧船はラバがのんびりと船を引っ張っていくキャナルボートですが、下流ピオリアのリバーボートはりっぱな船尾外輪船で、時にラサール方面やミシシッピー川のセントルイス方面に数泊のツアーに出かけることもあります。
また、最後に、上流のジョリエットから下流のピオリアまで、イリノイ川の両岸には、ほとんど遊園地同然のものから果実狩りや乳搾り体験まで、家族連れの観光農園が数多くありますから、詳しくはオーロラ‐ジョリエット・e-マップとイリノイ‐ミシガン運河・e-マップやピオリア・e-マップを検索してお調べください。
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