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2012年1月15日(第67号)


北東部・西海岸・カナダとシカゴ市では全面禁止

 運転中の携帯電話…北米各地の使用制限

Hands-free Mobile Kit

 日本の交通ルールは、全国一律ですが、北米では、州や自治体ごとに法律や条令が違うので面倒です。でも、出張や家族旅行で他州に出かけ、思いがけない交通違反を犯して捕まってはつまりません。

 そこで、今月は、北米各地の交通ルールの中から、まず「運転中の携帯電話の使用」について、地図を使ってご説明することにしました。下の地図は、複数の地図を合成して作成したものですが、原資料を提供してくれたのは、「Insurance Institute for Highway Safety」です。

テキサス州ヒューストン付近

 運転中のケータイ使用は、北東部の5州(ニューヨーク・コネチカット・ニュージャージー・デラウェア・メリーランド)とワシントンDC、西海岸の5州(カリフォルニア・オレゴン、ワシントン、ネバダ、ユタ)及びカナダの全域で禁止されています。といっても、禁止対象はハンドヘルド・ユーズ(手持ち使用)で、運転席にハンズフリーの器具を付けて通話する分には違反になりません。

 上の地図では、見やすいように敢えて省きましたが、未成年やスクールバスの運転手さんに対して、一般ドライバーより厳しい規制を設けている州もあります。

 携帯メールやインターネットなど文字情報の使用については禁止している州が多数派で、全く規制がない州は14州だけ。その中オハイオ州では、18の自治体が個別に規制していますから、大都市周辺では何らかの規制があると覚えておいた方が無難です。

 イリノイやアーカンソーとテキサスでは、学校や工事中の区間で規制されています。ただ、イリノイ州の中でも、シカゴ市内だけは全面的に使用禁止ですから、特にご注意ください。

 地図上で、地域制限や自治体レベルの規制がある州にカーソルを移動すると、規制内容の詳細が表示されます。


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