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聖パトリックは“コンビーフ＆キャベツ”と黒ビール 書くのが苦手というので代筆しますが、このコーナーは私の妻=満里の担当です。テレビでもインターネットでも美味しそうなお料理のレシピが氾濫していて、もう結構という気もしますが、このコーナーでは、満里が北米生活20年の間に先輩や仲間の駐在員の奥様やアメリカ人の友達に聞いて覚えた「アメリカで暮らす日本人」にお勧めのレシピを紹介します。
3月17日は、セントパトリックスデー…アイルランドにキリスト教（カトリック）を拡めた聖パトリックの命日で、アイルランドの祝日。北米でも、先祖にアイルランド系移民が多い地域では、特に盛り上がります。
この日は、一般家庭の食卓も｢コンビーフ＆キャベツ｣と黒ビール。｢コンビーフ＆キャベツ（注 Corned Beef & Cabbage）｣は、牛のブリスケット（肩ばら肉）をキャベツなどの野菜とともに、じっくり煮込むアイルランド系アメリカ人が大好きな家庭料理です。 注 ｢Corn｣は塩粒という意味で、元来はハムと同様に塩漬けされた保存食です。血圧が高めの方は、控えめにお召し上がりください。 ブリスケットは、ウシの胸の筋肉で少し硬めの部位ですが、煮込むと柔らかくて｢缶詰のコンビーフ｣そのままの味のある肉になります。煮込みに便利なスロークッカーを使えば調理時間は8時間ですが、野菜を刻んで調味料を加え、スイッチを入れてほっておくだけですから、さほど手間はかかりません。 スロークッカーがなくても、ブリスケットは型崩れしないので、吹きこぼれしないように大きめの鍋（今回のレシピ）を使えば大丈夫。煮込み時間は、2時間から2時間半。 コンビーフ用ブリスケットは、わが家の近所のスーパーで定価ポンド5ドルで売っていました。グラム100円くらいですね。セントパトリックスデーの直前には、半額以下でセールするかもしれません。必ず、スパイスの袋入り（spice packet included）をお買い求めください。 アメリカ生活･e-レシピ第44回「聖パトリックは“コンビーフ＆キャベツ”と黒ビール」 写真のようにディジョン・マスタード（Dijon Mustard）を添え、お膳立てしてください。
==================≪4～5人前の材料≫===================
今回購入した肉のパックには、｢Corned Beef Brisket Flat Cut 2.5 lb Spice Packet included｣と表示されていました。ジャガイモは、煮崩れしにくいレッドやゴールドがお勧めです。ローリエ（月桂樹の葉）は、ベイリーフ（Bay Leaf）と呼ばれています。 =====================≪作り方≫=====================
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ブリスケット(牛肩ばら肉)をじっくり煮込んでアイルランド料理
