シートベルト・チャイルドシート・ヘルメット・飲酒運転
etc.
各州の交通ルール(アメリカ高速道路安全研究所)
北米の暮らしに役立つサイトがあっても、たいていは英語ですね。でも、渡米早々の日本人の皆さんでも一目で理解できる全米の交通ルール一覧地図がありましたので、ガソリン価格地図と一まとめにして「アメリカ生活・e-運転」のコーナーを作りました。
資料:アメリカ高速道路安全研究所(Highway
Safety Research & Communications)
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≪シートベルトとチャイルドシート≫
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これまでも「くるまとドライブ・e-百科」でご案内してきましたが、アメリカ高速道路安全研究所の情報は定期的にアップデートされていますから、皆さんに最新情報を確認していただけます。
シートベルトの着用義務は、ニューハンプシャー州を除き全米で義務付けられています。ドライバーや同乗者の安全を確保するための法律で、他人に迷惑がかかる違反ではありませんから、■色の州は積極的に取締りをしていません。スピード違反や交通事故など別件で取り調べられたときに違反行為が発覚すると、処分を受けます。
各州の法律にはそれぞれ細かい規定がありますが、詳細マップでマウスを各州の位置に合わせると、より詳しい規定の内容が分かります。
チャイルドシートは、大雑把には、大半の州で7歳までと覚えておけばよいでしょう。ただし、チャイルドシートには、後向き、前向き、ブースターシートの三種類があり、それぞれの使用が年齢や体重により指定されていますから、詳細マップで詳しい条件をご確認ください。
シートベルト着用義務(詳細はこちら) |
チャイルドシート着用義務(詳細はこちら) |
■取締り対象■副次的取締り■義務なし |
■〜8歳■〜7歳■〜6歳■〜5歳■〜4歳■〜3歳 |
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≪ヘルメット着用義務≫
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ニューハンプシャー州とイリノイ州・アイオワ州を除き、全てのオートバイ・ドライバーまたは若年ドライバーを対象にヘルメット着用が義務付けられていますが、自転車の場合は義務付けている州が少数派で、義務化されている州でも、若年者だけが対象です。
エンジンサイズほぼ50ccを境に、小型バイクを別に分類している州が多数あります。
ヘルメット着用義務(詳細はこちら) |
自転車 |
オートバイ |
■〜17歳■〜16歳■〜15歳■〜
14歳■〜11歳■その他■なし |
■全て対象■若年者のみ■なし |
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≪飲酒運転その他≫
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Ignition
Interlock |
そのほかに、各州の速度制限、携帯電話の使用制限、運転免許の取得年齢の地図を掲載しました。飲酒運転の罰則については、今は残念ながら地図はありませんが、分かりやすい表があったので転載しました。近いうちに、私の手で地図化しましょう。
初犯なら免停にならない州もありますが、大方の州では3ヶ月以上の免停処分になります。最近は、違反者に「アルコール・インターロック」の装備を義務付ける州も増えています。「アルコール・インターロック」をつけた車は、ドライバーの呼気からアルコールが検知されると動かなくなってしまいます。
そのほか、信号無視やスピード違反を自動監視カメラで捉えた映像で検挙することを合法化している州もありますから、周りにパトカーが見当たらないからといって羽目を外すと天罰が下ります。カメラではドライバーが特定できないので、車の所有者の違反にカウントされることもあります。乱暴な運転をする人に、気安く車を貸してはいけませんね。
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