50歳以上は特にウェストナイル熱に注意
蚊は二酸化炭素とダークカラーが大好き!!
そろそろ蚊が増えてくる季節です。このところ毎年のようにウェストナイル熱が流行するようになってきて、アメリカでも蚊取りや蚊よけの製品が充実してきました。メーカー的には、SCジョンソンの系列ブランドOFF!の品揃えが充実しています。ウェストナイル熱で重症化するのは、50歳以上の患者さんが多いそうです。
蚊よけスプレー
左の写真は、うちの近所のスーパーの棚ですが、大別して4種類の商品が並んでいました。ホームページを見ると、もっと様々な製品があります。
一番上の棚は、身体に吹き付ける蚊よけスプレー…英語ではリペレント(repellent)。
庭いじりなど家周りの屋外で短時間を過ごす時にはファミリーケア。ただし、身体を動かして汗をかきそうなときは、汗で効き目が落ちないアクティブ。
ハイキングに出かけるなら、長時間効き目が有効なディープウッズ。夏のゴルフの必需品です。夕暮れが近づくと、クリークの周りでは、湧き出すように蚊が飛んできますね。
YouTubeで「mosquito
repellent」と索引すると、自家製蚊よけ剤の作り方が数々紹介されていますが、OFF!製品の中にも植物性でベトつかないボタニカルズという種類のスプレーもあります。防虫剤・殺虫剤の売り場を探してもなければ、オーガニック製品のコーナーに置いてあるかもしれません。
蚊取り線香とシトロネラキャンドル
日本の蚊取り線香系の蚊よけもあります。中段のクリップ‐オンという製品は、フマキラーのどこでもベープやキンチョーのおでかけカトリスのように外出時に携帯できるタイプ。だいぶ安くはなりましたが、日本製品に比べるとまだまだ高いので、取り寄せた方がお得。
Lemongrass |
オーソドックスな和風蚊取り線香はパティオ&デック。夜は、ちょっとロマンチックな虫よけキャンドル…シトロネラバケット。
蚊取り線香は、明治18年にアメリカから渡来した除虫菊の殺虫成分を、大日本除虫菊(現キンチョウ)の創業者が取り出して線香にしたのが始まりです。
シトロネラ(Citronella)は、カレーの香辛料にも使われるインド原産のレモングラスの仲間。虫が嫌う芳香を発することから、抽出したアロマオイルを防虫スプレーにしたり、キャンドルにして焚いたり、庭のトーチに入れて燃やしたりして使われてきました。
噴射散布式防虫剤
上から3段目のバックヤードは、容器にホースをつなぎ庭の草木に噴射して散布するタイプの防虫剤で、効能書きによれば、蚊のほか110種類超の虫に効き目があり、効果は8週間続くとあります。ORTHOの家周り殺虫剤も、蚊に対して有効です。
蚊を寄せつけない心得
蚊取り・蚊よけの防虫剤は万能ではありませんから、防虫剤ばかりに頼らない蚊よけ対策も必要です。
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蚊はダークカラーを好みます。蚊が多い場所に出かけるときは、明るい色で、少しゆるめの衣類を着用しましょう。衣服が肌に密着していると、服の上から蚊に刺されてしまいます。蚊よけスプレーは、衣類にもかけましょう。
A
蚊は二酸化炭素が好きで、バーベキューやキャンドルの火にも吸い寄せられます。運動をすると、呼気に含まれる二酸化炭素と、上昇した体温と、汗に含まれる乳酸が蚊をひきつけるので、特に注意しなければいけません。
B
ご存じの方も多いでしょうが、蚊は夕方から明け方にかけて活発に活動します。よどんだ水で繁殖しますから、雨ドイが詰まって雨水が滞留しているケースなど、家周りで見逃している水たまりがないか、今一度チェックしましょう。
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