外見はキュウリ似でもズッキーニはカボチャの仲間
夏野菜で作るイタリア風ベジタブル・カスタード
書くのが苦手というので代筆しますが、このコーナーは私の妻=満里の担当です。テレビでもインターネットでも美味しそうなお料理のレシピが氾濫していて、もう結構という気もしますが、このコーナーでは、満里が北米生活20年の間に先輩や仲間の駐在員の奥様やアメリカ人の友達に聞いて覚えた「アメリカで暮らす日本人」にお勧めのレシピを紹介します。
夏になると、アメリカ人のお向かいさんが家庭菜園のトマトを収穫して届けてくれます。今年はまだかな?と思っていたら、ケンタッキーは多雨&やや冷夏で不作だったとこぼしていました。でも、いただいたトマトは、例年以上に甘くていい出来です。
そんなわけで、今回のレシピはイタリア風卵焼き。トマトの赤、チーズの白、旬の夏野菜ズッキーニの緑と、イタリア国旗の三色で華やかに彩りましょう。ズッキーニの外見はキュウリに似ていますが、同じウリ科でも実はカボチャの仲間。くせのある味やにおいがなく水気も少ないので、卵焼きによく合います。
レシピの出所は、地元紙のお料理コーナー。牛乳もクリームも使わないので正確にはカスタードではないのですが、地元紙に敬意を表してベジタブル・カスタードのお題をそのままちょうだいしました。ポトラック(手料理を持ち寄る集まり)にもお勧めです。
今回使うモントレージャック・チーズには馴染みの薄い方もおられることでしょうが、サンフランシスコの南、ジャズフェスティバルやペブルビーチ・ゴルフクラブで有名なカリフォルニア州モントレーで生まれたセミハード・チーズ。チーズバーガーによく使われている白いチーズです。
刻み(シュレッディッド)で包装されていると外見では、もっちりしたフレッシュチーズのモッツァレラと見分けがつきません。両方とも原料が牛乳で味にくせがなく、今回もモッツァレラで代用して差支えなさそうですが、取敢えず原レシピに忠実にモントレージャックを使いました。
e-レシピ第60回「夏野菜で作るイタリア風ベジタブル・カスタード
」
======≪8インチ(20p)角のキャセロール型1個分の材料≫=======
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卵
4個
小麦粉
1/2カップ
ズッキーニとイエローズッキーニ
各1カップ
オリーブ(2.25oz)
1缶 または 1袋
トマト
薄切り6〜7枚
タマネギ小
1個
パルメザンチーズ
大さじ2杯
ガーリックソルト
小さじ1杯
ビン入りバジル
小さじ1杯
モントレージャック刻みチーズ
1/2カップ
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==============≪作り方≫==============
華氏450度(232℃)に設定して、オーブンをに予熱しておく。
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小麦粉1/2カップを計量する。
A
ズッキーニを短冊切りにする。
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B
イエローズッキーニも短冊切りにする。
C
タマネギを薄い輪切りにする。
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D
トマトを6〜7枚の薄い輪切りにする。
E
オリーブを水切りし、薄切りにする。
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F
少し大きめのボウルに卵を割り入れ、
G
泡立て器でよくかき混ぜる。
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H
小麦粉を数回に分けて加え、
I
よくかき混ぜる。
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J
ズッキーニを加え、
K
オリーブの一部(1/4カップ)を加えて、
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L
ゴムべらでよく混ぜ合わせる。
M
キャセロール型にオイルスプレーを吹き付ける(または、ハケで油を塗る)。
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N
型にカスタード(卵焼き)の材料を流し込み、
O
華氏450度(232℃)に予熱しておいたオーブンに入れて10分ほど焼く。
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その間に、トッピングのチーズや調味料を計量しておく。
P
パルメザンチーズ大さじ2杯を容器に取り、
Q
ガーリックソルトを小さじ1杯分ひいて加え、
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R
さらにバジル小さじ1杯を加え、
S
よくかき混ぜて合わせておく。
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㉑
別に、モントレージャック・チーズ1/2カップを計量しておく。
㉒
10分ほど焼いてオーブンから出したカスタード(卵焼き)を耐熱板の上に置く。火傷しないよう注意。
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㉓
準備しておいたパルメザンチーズ、ガーリックソルト、バジルのミックスを万遍なくふりかける。
㉔
タマネギの輪切りを載せ、
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㉕
トマトを載せ、
㉖
残りのオリーブを散らす。
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㉗
モントレージャック・チーズを全体にふりかけ、
㉘
オーブンに戻し、4〜7分でチーズが溶けるまで焼けば出来上がり。焼け具合は小まめにチェック。焦げ目をつけたければ長めで7〜8分。
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