エバミルク(無糖練乳)が甘みを引き立たせる
ミルクゼリーとミントゼリーの冷菓ミックス
書くのが苦手というので代筆しますが、このコーナーは私の妻=満里の担当です。テレビでもインターネットでも美味しそうなお料理のレシピが氾濫していて、もう結構という気もしますが、このコーナーでは、満里が北米生活20年の間に先輩や仲間の駐在員の奥様やアメリカ人の友達に聞いて覚えた「アメリカで暮らす日本人」にお勧めのレシピを紹介します。
Curaçao |
今回ご紹介するのは、昔々満里が妹から教わり、引出しの奥で眠っていた夏のおやつで、原題は「クリスタルゼリー」。ミントゼリーとミルクゼリーを別々に作り、合わせて盛り付けるだけで簡単にできる冷菓のレシピです。
ミントゼリーのミント味は、ミント系のお酒で付けます。満里の妹のレシピには、ペパーミント・キュラソーと書かれていましたが、ペパーミント・リキュール(シュナップス)とキュラソーを、ちょっと混同したのかもしれません。リキュールは蒸留酒に香料を加えたお酒の総称で、普通は無色ですが、ペパーミントならグリーンという具合に、カクテルにしたときに色が映えるよう着色したものもあります。アメリカの酒屋さんは数えきれない様々なリキュールを売っていますから、お好みの味でカラフルなゼリーをお作りください。
キュラソーは、南米ベネズエラ沖のオランダ領キュラソー島特産のバレンシアオレンジの皮を使って作るお酒で、やはり原則は無色ですが、青く色付けしたブルーキュラソーもあります。ミント味ではありませんが、このお酒でも、柑橘系の香りのよいおいしいゼリーができること請け合いです。
アメリカ生活・e-レシピ第77回
「ミルクゼリーとミントゼリーの冷菓ミックス」
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≪材料 3~4人前≫ ==============
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☆ミルクゼリー
粉ゼラチン(7g)
1袋
水
50t
砂糖
50g
牛乳
100t+70t
生クリーム
30t
バニラエッセンス
少々
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☆ミントゼリー
粉ゼラチン(7g)
1袋
水
50t
砂糖
50g
湯
100t 水 70t
ペパーミントリキュール
30t
レモン果汁
小さじ1杯
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☆エバミルク(Evaporated
Milk=無糖練乳) 適量
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=====================≪作り方≫=====================
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湯とレモン果汁を除き、あらかじめ材料を計量しておく。
A
レモン果汁をしぼる。その前に、手のひらで押さえつけ、まな板の上でころがして香りを出す。
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B ミルクゼリーとミントゼリー用の粉ゼラチンを、それぞれ水50ccに加え、
C
スプーンでかき混ぜ、約15分ふやかす。
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【ミルクゼリー作り】
D
牛乳100tを小鍋に入れ、湯気が立つくらいに温める。
E
ボウルにゼラチンを移し、
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F 温めた牛乳を注ぎ、
G
泡立て器で、泡を立てないように、ゼラチンが溶けるまで静かに混ぜる。
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H 砂糖50gを加え、
I
(温めていない)牛乳70tを加え、
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J 生クリーム30tも加え、
K
再び静かに混ぜ合わせる。
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L バニラエッセンス少々を加え、
M
全体をひと混ぜする。
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N
タッパー(あれば金物のバット)の内側を水でぬらし、ゼリー液を流し込む。
O
冷蔵庫に入れ、1時間以上冷やして固める。
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【ミントゼリー作り】
D
牛乳100tを小鍋に入れ、湯気が立つくらいに温める。
E
砂糖50gを加え、
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R 電気ポットや給湯器から湯100tを取り、
S
ボウルに注ぐ。
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㉑
泡立て器で、泡を立てないように、ゼラチンが溶けるまで静かに混ぜる。
㉒
ペパーミントシュナップス30tを加え、
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㉓
レモン果汁小さじ1杯を加え、
㉔
再び静かに混ぜ合わせる。
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㉕
タッパー(あれば金物のバット)の内側を水でぬらし、ゼリー液を流し込む。
㉖
泡が浮いていたら、スプーンでつぶしておく。
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㉗
冷蔵庫に入れ、1時間以上冷やして固める。
【盛り付け】
㉘
冷えて固まった2種類のゼリー。
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㉙
大きめのボウルに、ぬるま湯(指をつけて気持ちいい温度)を汲み、
㉚
容器によるが、タッパー等を30秒くらいぬるま湯につけ、
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㉛ タッパー等から、バターナイフでゼリーを切り取る。
㉜
まな板などの上でひっくり返し、
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㉝ タッパー等から抜く。
㉞
お好みの大きさに角切りにする。
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㉟
ミントゼリーも、同様にタッパー等から抜き、角切りにする。
㊱
ミルクゼリーとミントゼリーを、器に盛り付け、エバミルクをかければ出来上がり。
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