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電話・テレビ・インターネット

★一括契約と国際通話 ★停電対応 ★日本語テレビ放送 ★迷惑電話の防止


一括契約と国際通話


 固定電話について1社が地域を独占する時代は、完全に終わりました。インターネットの接続に、固定電話会社、ケーブルTV会社、衛星放送会社が参入し、いずれの会社も、電話・テレビ・インターネットの一括契約で低価格を競い合っています。バラバラに契約するのは経済効率が悪いので、特に理由がなければ、どこか1社を選んで契約しましょう。

 固定電話会社と契約する場合には、州内、州外、国際通話をそれぞれ別契約にすることができましたが、他の通信媒体の場合には、国際通話を別契約にできないこともあります。日本に格安で電話できる国際電話サービスを利用するおつもりの方は、あらかじめ確認しておく必要があります。

 ドコモやKDDIなど日系の携帯をお持ちの方は、毎月の契約分数内で、日本の固定電話に無料通話ができますから、その点も考慮して計算してください。


停電対応


 もう一つの要素は停電対応。日本に比べると、停電が頻繁に起きて長時間続くこともあります。停電しても、携帯で外に電話をかけることはできますが、外からかかってきた電話を受けられる固定電話が望まれます。

 @ 従来型の固定電話の場合

電話線は停電時にもつながっていますが、市販の大多数の電話機は親機の電源をコンセントに差し込んでいないと働かない電話機です。一機でも、停電用のバックアップ電池内臓の電話機を備えておけば安心です。最近は見つけるのも難しいコード付きの電話機の中から探して見ましょう(例: GE 29581GE1 Corded Desktop Speakerphone)。

  A インターネット回線の電話の場合

   モデムの電源が切れると電話線そのものが切れた状態になるので、通話は困難です。

  B ケーブルテレビの場合

回線は停電でも切れません。大半のケースでは、ケービル会社が8時間持つ電池内臓の受話器を設置してくれますから、問題ありません。


日本語テレビ放送


 最後の要素は、日本語放送の「テレビジャパン」の視聴です。北米で24時間日本語放送をしているテレビ局は「テレビジャパン」だけです。放送内容はNHKの番組に片寄らず、日本で高視聴率を上げた民放ドラマなども組み入れ、年齢・性別を超えて幅広い人々が楽しめるように編成されています。ニュース番組は、数時間に1回見ることができるように工夫されていますから、朝夕のニュースの生放送を見逃しても大丈夫です。

DISH Networkの衛星放送システム 視聴方法は、お住まいの地域によって異なります。ケーブルテレビやIPテレビで視聴できる地域に住んでおられる皆さんは、テレビジャパンも含めて電話・テレビ・インターネットの一括契約をするのがいいに決まっています。

 テレビジャパンを放送している衛星放送の「ディッシュネットワーク」は、全米をカバーしています。ケーブルテレビやIPテレビで視聴できない地域に住んでおられる方も、カナダでなければ、衛星放送でテレビジャパンを視聴することができます。

 ただし、お住まいが衛星放送を受信できる環境どうか第一に確認してください。衛星アンテナを設置してもかまわないアパートでも、テラスの向きや障害物のために衛星放送を受信できないケースがあります。

 また、衛星放送で電話・テレビ・インターネットの全てを一括契約することもできますが、滅多にないものの、衛星放送の電波は天候が極めて悪い時には途切れることがあります。そのために、電話・テレビ・インターネットは別の媒体で一括契約して、衛星放送はテレビジャパンのために別契約している方も多数おられます。

ケーブルテレビで視聴できる地域

 ケーブル・テレビで視聴できる地域は、テレビジャパンHPの「視聴方法(ケーブルテレビ)」をご確認ください。対象外の地域でも、アパートによってはテレビジャパン対応のケーブル会社と契約していることがありますから、アパートの管理人さんにご確認ください。

IPテレビで視聴できる地域

 テレビジャパンHPの「視聴方法(IPテレビ)」をご確認ください。


迷惑電話の防止


 アメリカに来てしばらくは静かですが、新しい電話帳が配られ皆さんのお名前と電話番号が公開されるようになると、途端に、クレジット・カードなどのセールスの電話がジャンジャンかかって来るようになります…皆さんからよく耳にする悩みですが、これを簡単に解決する方法があります。

 2003年にうるさい電話セールスから消費者を解放する連邦法ができて、皆さんがどの州に住んでいても「迷惑電話お断り」の登録ができるようになりました。登録先は、日本では、自動車など日米貿易摩擦の度に悪役を演じた連邦通商委員会(FTC=Federal Trade Commission)の「ドゥー・ノット・コール登録(www.donotcall.gov)」というホームページです。それでもかかってくる迷惑電話があれば、皆さんご自身で訴えて新たに迷惑電話先に指定してもらうことだってできるのです。

 ただし例外は以下の通りです。

○ ビジネス用電話は登録できません。

○ 政党からの電話、寄付や調査目的の電話は制限されません。

○(特段の申し立てのない限り)物品を購入したりサービスの提供を受けた相手からの電話は1年半制限されません。

○(特段の申し立てのない限り)何かを申し込んだり、照会した相手からの電話は3ヶ月間制限されません。

○ 借金督促の電話は、合法的である限り制限されません。