アメリカンフットボールのスケジュールアメリカでは秋に新学期が始まりますが、アメリカンフットボールも秋からで、プレーオフを除けば、ほんの3ヶ月の短いシーズンです。激しい競技ですから、試合は1週間に1回しか行われません・アメフト・ファンなら日本におられるうちからご存知だったことでしょうが、NFLの試合はマンデーナイトフットボール1試合を除いて、必ず毎週日曜日に行われます。大学の試合は土曜日、高校の試合は金曜日です。感謝祭からクリスマスのホリデーシーズンにかけて終盤戦に入ってくるので、テレビ観戦のファンが盛り上がるのももっともなことです。 NFL(プロフットボール)プロフットボールNFL(⇒日本語公式ページ)の公式戦は9月上旬に始まり、16試合を戦って上位の12チームが翌年の1月にプレーオフを争います。決勝戦が有名なスーパーボウルで、普通の年は2月上旬です。 順位は勝率で決まります。引き分けは0.5勝で計算…引き分けを分母にも分子にも含めない時代があったそうですが、それでは13勝1敗のチームが1勝13分のチームに負けてしまうというので現在の計算式になったそうです。
大学フットボール大学フットボールの公式戦は、NFLより1週間早いレイバーデーの週末に始まり、12月の上旬に終わります。試合数が少ないので、全米で順位を決めるのは至難の業ですが、公式戦終了時点の人気投票で上位にランキングされた大学は、年末年始に各地で開催されるボウルゲームという栄えある試合に出場することができます。 ボウルゲームの数は年々増える一方で、2008年には各地で34ゲームが開催されるまでになりましたが、中でもとりわけ格の高いボウルゲームが5試合あります。これに出ることが各大学チームの究極の目標です。
といっても、これらの試合は大学スポーツの元締めNCAA(National College Athletic Association)が主催する戦いではありません。テレビ放映権の問題がらみで、NCAA傘下の強豪コンファレンス(リーグ)が自主的に始めた試合ですから、中堅や弱小コンファレンスの大学には少し不利な仕組み…10校の出場枠のうち6校の枠は、BCSコンファレンス6リーグの優勝校に優先配分されるのです。 アメリカの大学スポーツを楽しむなら、バスケットボールの強豪校も多いこの6つのコンファレンスに注目してください。 |