デボン紀 |
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デボン紀
デボン紀は「魚の時代」とも呼ばれますが、陸上でも石炭紀にかけて河川沿いにシダの大森林が形成され、昆虫や両生類が生息するようになりました。
石炭紀
石炭紀には爬虫類も登場します。ローレンシア(北米)にゴンドワナ大陸が衝突。アパラチア山脈のふもとは赤道の直下で、沼地や浅瀬に繁った森林は後の世で石炭となります。
ハネを持ち空を飛ぶ昆虫が出現したのもこの時代…酸素濃度が現在の倍に近い35%もあって、節足動物の運動能力が飛躍的に高まったものと考えられています。翼幅75cmの巨大トンボの化石が発見されています。
ペルム紀
ペルム紀には、分裂していた諸大陸が再結集して超大陸パンゲアが形成されました。現ニューイングランド地方は、この時に北米の一部となったのです。
生物の陸地対応も進み、河川から離れた乾燥地帯にはイチョウやソテツなどの裸子植物や皮膚を硬い皮で守る爬虫類が進出しました。特に哺乳類型爬虫類は不完全ながらも体温を一定に保つシステムを得て、寒暖差が激しい内陸部で、当時の生態系の頂点に立っていたそうです。
大量絶滅
ところが、ここで、古生代と中生代を区分する地球史最悪の大量絶滅が起きます。
シベリア中央高原で百万年にわたって続いたスーパープルームと呼ばれるマグマの噴出が主犯で、粉塵が空を覆って植物の光合成を阻害し、酸素濃度は現在の半分の10
%程度まで下がり、生態系の食物連鎖も途絶えたものと考えられます。
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