三畳紀
三畳紀には、大量絶滅の危機を生き延びた爬虫類の中から、小型恐竜や翼竜、小型哺乳類が生まれてきます。
ジュラ紀
ジュラ紀は、皆さんご存じの大型恐竜全盛時代。超大陸パンゲアは再び分裂サイクルに入りました。現フロリダ半島の左右に亀裂が入り、アフリカと南米が遠ざかっていきます。
この頃、メキシコ湾の海洋底が北に伸びて巨大な入江を作りました。後の下ミシシッピー川の母体です。アパラチア山脈の西端は入江に分断されて、現アーカンソー州のワシタ山地になりました。
白亜紀
ローレンシア大陸の北部では、現スコットランド北部やグリーンランドが徐々に分離していきます。
北米の西海岸は、太平洋に繰り返し生じる火山列島が波のように押し寄せて成長していったように見えます。太平洋岸諸州の大半の地域も中生代の後半にでたのですが、現ロッキー山脈の東山麓は、その圧力で逆に沈み込み、海面も現代より200mも高かったため、北米のど真ん中には白亜海路と呼ばれる内海が広がっていました。
ロッキーの隆起が始まったのは白亜紀の後期です。いかにも恐竜らしいティラノサウルスなど肉食竜が活躍した時代ですが、白亜紀の中頃からは寒冷化が進み、劇的な気候の変化で、恐竜の生息環境は早くから危うくなってきていたのかもしれません。
植物で白亜紀に登場したのは、花を咲かせ実を結ぶ被子植物です。昆虫は密を吸って授粉を助け、哺乳類は実を食べて種子を運ぶ務めを果たし、新しい生態系が作られようとしていました。
K-T境界
ユカタン半島に巨大隕石が落ちたのはちょうどその頃でした。恐竜から進化した鳥類を除き、中生代に一世を風靡した恐竜が滅びて新生代が始まります。米国炭の4割を産するモンタナ/ワイオミング州のパウダーリバー炭田は新生代…6千年前の造山運動でできたものです。
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