ジュライ・フォース(July 4th)
日本で、一部の祝日(成人の日、海の日、敬老の日、体育の日)が月曜日に移動するようになったのは1999年で、まだ最近ですね。 アメリカでは1968年に「一律月曜祝日法」が成立しましたが、それでも月曜に移動しなかったのが、元日と、キリストのお誕生日のクリスマスと、独立記念日。必ず 7月4日と決まっているので、アメリカ人はジュライ・フォース(July 4th)とかフォースオブジュライ(4th of July)と呼び習わしています。 (注)ベテランズデー(退役軍人の日)は第一次世界大戦が終わった日で、後に11月11日の固定休日に戻りました。 1776年7月4日、フィラデルフィアに13植民地の代表が集まって「独立宣言」を採択しました。子供の頃に学校でみっちり愛国教育をされたアメリカ国民にとっては100%常識です。スライドショーで、独立戦争の歴史をごらんください。
感謝祭などと同様、各地に散った子供たちが孫を引き連れて祖父母の許に集まって「リユニオン(再会)」する日。日本より約1ヶ月早いお盆ですね。 各地で盛大な花火大会が催されますが、個人で花火大会さながらに、大量に花火を打ち上げる人もいます。 花火が元で火災が起きることもあるので、個人の花火遊びを禁止している自治体もあります。市内で売られている花火を買ってくれば問題ないはずですが、干ばつで乾燥が激しく火事の危険が高いときには、自治体が、突然、禁止令を出すケースもないわけではありません。 例えば、イリノイ州では大人しい花火しか使用が認められていませんが、隣接州に出かけて買ってくる不心得者も少なからずいるそうです。高速道路沿いに、花火屋さんが立ち並んでいるのは、そのせいでしょうか? 各地の花火大会 たいていの花火大会は夏…独立記念日の前後や大晦日と決まっていますが、ルイビルの花火大会は、ケンタッキー・ダービーのちょうど3週間前 = 4月の最後から数えて2番目の土曜日。ダービーの前祝いに景気よくと派手に打ち上げられます。 その名も「ルイビルの雷鳴(Thunder over Louisville)」 ドーンッ、ドッ、ドッ、ドッ、ドッ、ドッ。わざわざ音を書いたのは、ユーチューブの動画を見てもお分かりのように芸術性より迫力優先だからです。 昼間の航空ショーに続いて、花火は9時半から打ち上げられますが、尺玉を含む60トンの花火が打ち上げられるのだそうで、少なくとも火薬量では北米随一の花火大会のようです。観客も「鍵屋〜、玉屋〜」ではなくて「ウォーッ、ヒューヒューッ」ですね。 世界の花火大会(Fireworks Displays & Shows Worldwide)というホームページがあります。日本も含めて世界中のとてつもない数の花火大会が載っているのですが、何しろ順番がスケジュールの日付順なので、皆さんのご近所の花火大会を探すのは簡単ではありません。でも、ナイアガラのように、夏の間は定期的に花火をやっている観光地など便利な情報もありますから、是非ごらんになってご利用ください。 ホームページ「世界の花火大会」が選んだ独立記念日の全米の花火ベスト10
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