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2007年4月15日(第10号)

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々、人と恐竜は一緒に暮らしていましたとさ?

 ノーザンKYに「反進化論」博物館が近日オープン

 「最初の人間はどうして生まれてきたの?」とたずねれば、たいていの日本人に「猿から進化した」と答えるに決まっていますが、アメリカでは必ずしもそうではありません。特に、キリスト教の信仰に篤いケンタッキーの人々の中には、程度の差こそあれ、聖書の教えの通り、最初の人アダムは天地創造の6日目に神がお作りになり、イブもアダムのあばら骨から生まれたと信じている方もおられます。冗談として片付けたら、とんでもない非礼に当たりますから注意してください。

 公立の学校で、ダーウィンの「進化論」に基づいて人間がサルから進化したと教えることはけしからんと主張する人たちも少なからずいるようです。こうした人々に言わせれば、人間のみならず全ての生き物は天地創造の時に神が作られたのです。ですから、現在は絶滅してしまった恐竜も人間とともに作られ、一緒にノアの箱舟に乗せられて生き延びた筈です。だから、「エデンの園」の時代にはティラノサウルスも草食の優しい生き物で、アダムやイブと一緒に暮らしていた…そんな「おとぎ話」の博物館が、シンシナティ-ノーザン・ケンタッキー国際空港の近所に誕生します。

 実際、昨年ギャラップ社が調査したところ、47%のアメリカ人は「人間は過去1万年の間に現在のような姿で神によって造られた」と信じていたそうです。内訳を見ると、高等教育を受けていない人々、頻繁に教会に通っている人々、65歳以上の人々、共和党支持者が多いというのも、興味深い結果です。

 博物館を建てるのは、オーストラリア人のKen Hamさん率いる「Answers in Genesis(起源の真相)」という財団です。いかにも、ダーウィンの「Origin of Species(種の起源)」に対抗したネーミングですね。財団は、1994年にノーザン・ケンタッキーに事務所を設けて準備を始め、13年間で12万人から寄付金を集めたそうです。総費用は2千7百万ドルで、1百万ドルの大口の寄付が3件あったというのも驚きですが、大部分は平均百ドル強の小口の寄付金で集めたというににも感心させられます。

 博物館には、原始人風の衣服をまとった人間の模型と80体の恐竜の模型が陳列されるそうです。開館は、5月28日の予定です。

      Creation Museum

     2800 Bullittsburg Church Road, Petersburg, KY 41080

      Phone: (859) 727-2222

 

(参考資料: 3/26 Lexington Herald-Leader)

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