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アメリカ生活・e-ニュース

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2007年4月15日(第10号)

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ボトルにこだわりのある皆さん…

 箱入りワインがトレンディーになってきました

 30年近い昔、日本にいた頃の話で恐縮ですが、オーストラリアに赴任していた仲間がお土産に箱入りワインを買ってきて「意外に飲めるもんだ」と感心したことがあります。オーストラリアでは当時から「箱入り」が当り前だったようですが、アメリカ人は、長い間、中級ワインはもとより質より量の安ワインまで「ボトル詰め」にこだわってきたような気がします。でも、それが少し変わってきた兆しが見えるのです。ACニールセン社の調査によれば、昨年のワインの総量は3%の伸びに留まったのに対し、3リットルの箱入りワインについては44%も増加したのだそうです。

 レキシントンの酒屋さんでも、箱入りワインのコーナーが日に日に目に見えて大きくなってきました。全米で消費者の心理がここ数年急速に変化してきたようで、缶入りやプラスティック・ボトル入りでも売れるようになってきたのだそうです。

 ボトルのコストは1本1ドルくらいですから、ワインの値段が5ドルなら20%はボトル代です。箱入りなら、コストは十分の一で済むそうですから、ずっとお買い得になるはずです。具体的にお値段を比べてみると、750ミリリットル入りで5ドル50セントのオーストラリア・ワインが3リットルの箱で18ドルくらいで売られていたので納得しました。箱には「ボトル4本分、中身は同じです」と書かれていました。最も高価なものでも3リットルで25ドルでしたから、今のところ、箱入りはボトルで1本7〜8ドル程度のワインが限界と見た方が無難でしょう。

 いずれにしても、これまで「ピッチャー(水差し)」と呼ばれる理科室で化学薬品用に使っていたような5リットルの大瓶で売られていた甘〜い2日酔いになりやすい安ワインとは、中身が違うのだそうです。私たちは、これまで何となく「ドル2桁」のワインを買うことが多かったのですが、皆さんに報告するため半分と好奇心半分で1箱買ってきて試飲してみました…まずまず結構なお味でしたよ。

 以前は、ワインの選び方が分からず、結局、値段とブランドで決めていたのですが、最近は「能書き」をよく読んで選ぶことにしています。ワインの「フレーバー(香味)」は後から人工的に加えたものではなく、原料のブドウがもたらす「アロマ」と醸造や熟成の過程で得られた「ブーケ」、それに「味わい」のコンビネーションだそうです。皆さんの参考になりそうなホームページは、

 テイスティングの仕方(オーストラリア・ワインのジェイコブズ・クリーク社のページ)

 テースティング用語集(ボルドーワインに詳しい秋田の電気屋さんのページ)

 お値段はともかく、箱入りワインは真空パックされているため開封後も4週間は風味が落ちないというのは結構なことです。

 とはいえ、今のところはスーパーの安ワイン・コーナーが指定席の箱入りワイン…知り合いに馬鹿にされそうで買えないお客さんも多いようで、メーカー側としては中級ワインと並べておいてほしいと小売業者にお願いしているようです。

 ついでに、箱入りのサングリア(果汁を加えたワイン)も買ってきて飲んでみました。まともなお料理のお供にはなりませんが、ジュース代わりに飲むには結構なお酒です。1箱目は注ぎ口の栓のデザインが悪くて苦労しましたが、別メーカーの2箱目はスイスイ注げてピタッと止まるのでやれやれです。

(参考資料: 3/28 Lexington Herald-Leader)

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