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アメリカ生活・e-ニュース

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2007年6月15日(第12号)

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7月4日(ジュライ・フォース)は独立記念日

 あっちでもこっちでも花火、花火、花火

 私はついついつまらないことに目が向くタイプですが、誰が最初に訳したのか「革命戦争(Revolitionary War)」=「独立戦争」と「内戦(Civil War)」=「南北戦争」の2大名訳には昔から感心していました。日本人には、アメリカがイギリスの支配から独立したという説明が分かりやすいのですが、当時のアメリカ植民はイギリス国王に対して市民革命を起こしたのですね。自由と平等の高い理想を掲げ、君主のいない世界初の民主主義国家が誕生したのです。

 アメリカ独立戦争は1775年4月の「レキシントン・コンコードの戦い(マサチューセッツ州)」に始まり1781年10月の「ヨークタウンの戦い(ヴァージニア州)」で終わります。思想的にも軍事的にもアメリカを助けたフランスでは、1789年の7月14日(パリ祭の日)に市民がバスチーユ監獄を襲撃してフランス革命が勃発します。革命の逆輸入ですね。

 ついでですが、レキシントンは、開戦当時にはまだ開拓民の野営地に過ぎませんでしたが、初戦勝利の地にあやかって即刻命名されました。

 独立記念日は、第3代の大統領となるジェファーソンが起草して植民地代表が主宰する大陸会議で採択された独立宣言が公布された1776年の7月4日を記念する祝日です。「戦勝」記念日でないところがアメリカらしいところで、言わば民主主義や基本的人権などアメリカ建国の精神を記念する日です。この国に暮らしていて思うことは、多数のアメリカ人が、子供の頃から美しい理想を教えられてきて、他の国々の現状を見ずに自分の文化を押し付けようとする幼稚さを持っていることです。私は、アメリカの理想は大好きですが、日本や西欧などの大人の国がリードして行かないと世界はどんどん悪くなると心配しています。

 余談はさておき、7月4日には、感謝祭(サンクスギビング)、クリスマス、イースターなどと同様、各地に散った子供たちが孫を引き連れて祖父母の許に集まって「リユニオン(再会)」する日です。日本より1ヶ月早いお盆ですね。例年は、各地で盛大な花火大会が催されますが、干ばつのせいで、今年は場所によって山火事の発生をおそれて中止する自治体が出てくるかもしれないそうです。

 レキシントンではダウンタウンのトライアングル・パークの花火が有名ですが、地元の人に「最良の見物スポットは、レッドマイル競馬場の駐車場ですよ」と聞いたことがあります。参考になさってください。

 独立記念日だからといって、特別なお料理はなさそうです。インターネットで調べていたら、爪楊枝に星条旗を掲げたハンバーガーを発見しました(写真)。

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