他人に相談できずにお悩みの方に
妊娠の確認はクリニックで簡単にできます
長い間、「何でもご相談ください」と申し上げておりますと、時には、私たちを信じて、周囲の親しい人たちにも打ち明けられないお悩み事を相談してくださる
各州のカウンセリングの要否
不要
電話や手紙など要
面談など要
法はあるが無効
各州の再考期間の要否
不要
24時間以内
24時間超
法はあるが無効
各州の未成年者(18歳未満)への親の関与
通知/同意不要
片親通知要
両親通知要
片親同意要
両親同意要
法(通知義務)無効
法(同意条件)無効 |
方々もおられます。私たちにも限界はありますが、お役に立てることがあれば、できる限りお手伝いするつもりでおりますから、これからもEメールやお電話でご遠慮なくご連絡ください。
中でも、周囲の人にご相談しづらい代表的なお悩みの一つは家族計画関係です。思い切って私たちに相談してくれる人はまだよいのですが、それもできずにお困りの方もおられるかもしれないので、アメリカにおける妊娠の確認と妊娠中絶についてお話ししておくことにしました。
小さな町にお住まいの奥様から、妊娠したか確認したいが地元のお医者さんに行くとご主人の会社の皆さんに知られてしまう…というご相談がありました。妊娠を確認するだけでしたら、「ウォークイン(Walk-In=予約の要らない)・クリニック」で簡単に済ませてくれますから全く心配なさらないでください。別の記事で日をあらためてご報告しますが、今、ウォークイン・クリニックは全米のブームで、大手のスーパーやドラッグ・ストアーが争って店内のファーマシーの隣に出店させています。
さて、それからご出産の準備となればおめでたい話なのですが、様々な事情で中絶を考えなければならないご夫婦もおられます。例え日本にいてもさぞかし心切ないことでしょうが、それはさておき、そもそもアメリカで中絶手術を受けることはできるのでしょうか?
結論からいえば、どの州でも法的には認められていますし中絶手術を施してくれるお医者さんは見つかります。ですから、そのために帰国なさる必要はありません。でも、大都市の近くにおいででしたら、産婦人科のある日系のクリニックに相談なさってはいかがでしょう。遠くて行けないという方も、電話をおかけになったら、たいていのクリニックが親切なアドバイスをくださるのではないかと思います。
アメリカでは、選挙のたびに、妊娠中絶の是非が話題に上りますが、州によっては女性の人権を擁護する人々よりキリスト教右派を中心とする中絶反対派の人々の声が高いようで、中絶手術をするお医者さんは様々な嫌がらせに会っているようです。
アメリカ人に相談するのは、一般的には、お勧めできません。アメリカには、子供を引き取って育てたい人たちがいっぱいいますから、まず生んで里子に出すように勧められたり、場合によっては自分の養子にしたいと申し出られたり、思いがけない話に発展してしまう可能性があるのです。
私たち夫婦も子供が大好きで、できることなら中絶は思いとどまってほしいと思うのですが、一方でやむをえない事情がおありの方が多くおられるのも承知しておりますので記事にいたしました。
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