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アメリカ生活・e-ニュース

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2010年11月15日(第53号)

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感謝祭(サンクスギビング)が近いので「七面鳥・e-百科」

 ホロホロチョウと混同して“ターキー(トルコ)”と命名

The First Thanksgiving by Jean L.G. Ferris

 ローストターキーのレシピは前号の「e-ニュース」でご紹介済みですが、アメリカでは11月の第4木曜日(今年は25日)が感謝祭(サンクスギビング)。恒例のメーシーズ百貨店のパレードはNBC系列で、東部時間の朝9時から正午まで中継されます。


野生の七面鳥(オス)

Wild Turkey (Tom

 ニューイングランド植民地の祖となった清教徒の一行(ピルグリム・ファーザーズ)は、バージニア植民地北部を目指しメイフラワー号で船出したのですが、嵐でコースを外れ1620年の11月に現マサチューセッツ州のケープコッド岬に流れ着きました。

 雪に閉じ込められ船内で冬を越すしかなく、病気で102名の移民のうち半数が亡くなりましたが、友好的なインディアンにとうもろこしの栽培を教わり、何とかプリマスに入植を開始しました。幸い翌年は豊作で、収穫を祝ってインディアンを招き、神の恵みに感謝して一緒に食事をしたのが一般に「感謝祭」の起源と言われています(本当は、それより昔に各地で似た行事があったそうです)。


野生の七面鳥(メス)

Wild Turkey (Hen) 

ホロホロチョウ

Turkey Fowl

 七面鳥はキジの仲間で、北米原産です。ヨーロッパで「トルコ鶏」と言い慣わされていた北アフリカ原産のホロホロチョウと間違えて、ターキーと呼ばれるようになりました。右の写真を見ても、ワイルドターキーのメスとホロホロチョウは確かにそっくりですね。

 ちなみに、日本語では、普段赤い咽喉のまわりが興奮すると青や紫に変色する様子が面白く、七つの顔の鳥と名づけられたそうです。

ワイルドターキーの原産地

 ヨーロッパにも持ち込まれて、イギリスなどでは感謝祭ならぬクリスマスの食卓を飾るご馳走になりました。

 オスは英語でコック(Cock)ですが、一般にはトムと呼ばれることの方が多いようです。メスはヘン。体の大きさはだいぶ違いますが、味や肉質に際立った違いはないようです。

Broad Breasted White

 スーパーでも、普通はオス・メスを区別する表示なしで売られています。重さが16ポンド(7.3kg)より軽ければメス、17ポンド(7.7kg0より重ければオスというのが目処ですが、別段気にすることはありません。

 七面鳥は養殖用に飼いならされて品種も多数できました。一般に売られているのは、羽毛が白いブロードブレスト・ホワイトと呼ばれる品種です。


 

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