インフルエンザ予防接種に｢痛さ控えめ｣と｢4倍濃いめ｣新登場

　｢筋肉注射｣→｢皮下注射｣､鼻スプレーは以前から

　北米では、日本と同じように、10月から翌年の5月まで、季節性インフルエンザが流行します。

　ワクチンの接種（フルーショット=Flu Shot）はスーパーの薬局などでも手軽にできます…医療保険が適用されれば無料で接種を受けられますから、保険のカードは忘れずに携行しましょう。

　免疫効果が発揮されるには接種後2週間が必要ですから、流行が始まってから接種しても手遅れになるおそれがあり、CDC（米国疾病予防管理センター）は、生後6ヶ月未満の乳児など特別な方を除き、例年、早めの予防接種をするよう呼びかけています。

　今年のワクチンには、昨年と同じで、A香港型（H3N2）といわゆる新型インフルエンザ (H1N1)、及びB型の季節性インフルエンザを予防する3種類のワクチンが含まれています。

　アメリカでは、今年、皮下注射方式の予防接種が始まることになったそうですから、これまでの筋肉注射に比べると、少し｢痛さ控えめ｣になるかもしれません。65歳以上の方には、以前より強い抗体を作る｢4倍濃いめ｣の注射が採用されるようになりました。

　妊婦を除き2〜49歳の健康な皆さんには、今年も｢全く痛くない｣鼻スプレー方式のオプションがありますから、お忘れなく。

　冒頭の地図は、CDCが毎週更新している全米のインフルエンザ流行状況を示す地図です。｢アメリカ生活･e-百科｣のトップページでもごらんいただけるように、NOAA（アメリカ海洋大気局）の気象データと一緒に｢アメリカ生活・e-天気/e-健康｣のコーナーに組み込みましたから、気象警報や異常気象をチェックするついでにご確認ください。

　トップページのデザインを変え、ツール･コーナーを全体的に上に少し移動したので、今までより目に入りやすくなったのではないでしょうか？

　ツール･コーナーの最下段には｢アメリカ生活･e-ガソリン｣を設けました。｢GasuBuddy.com｣の全米ガソリン価格地図です。

　｢バディー｣といえば、オレ・オマエで呼び合う仲間のことですが、｢GasuBuddy.com｣は各地のメンバーが近所のガソリンスタンドの価格情報をレポートしてくるシステムです。最近は、メンバーが増えて最新情報の精度が高くなってきました。

　長距離ドライブの途中で給油するなら、どこが安いか一目で分かりますから、スマートフォンでご利用ください。

　試験的に、｢アメリカ生活・e-百科｣の記事のアクセスランキングのコーナーを設けました。ほかの方が、どんな記事に興味をお持ちなのか参考までにごらんください。

　人気記事にますますアクセスが片寄ってもいけないので、常連の記事はいずれ｢殿堂入り｣するシステムにしようと思っています。