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2011年12月15日(第66号)


マイアミとフォートローダーデール、パームビーチ、ボカラトン

 フロリダ・ゴールドコーストは海・陸・空の遊び満載

 新設の「マイアミ&フォートローダーデール・e-ガイド」からマイアミの記事の抜粋です。もっと詳しい記事はこちら


 マイアミは日系企業の南米向け営業拠点。駐在員も多く、マイアミ補習校には、幼稚部から中学生まで120名あまりの日本人子弟が通学しているそうです。フロリダ州全域を管轄する総領事館もあります。マイアミビーチにはジャパニーズマーケット、フォートローダーデールにはササヤさんという日本食材店があります。

=== ダウンタウンとマイアミ港 ===

 マイアミ港)は、小島を3つ結合してできた人工島にあります。ダウンタウンから港に渡る橋の南のたもと…ベイサイド・マーケットプレース)の波止場からは、スターアイランド)の豪邸見物など各種アトラクションの船が出ています。

 橋の北のたもとはNBAマイアミヒートの本拠アメリカン航空アリーナですが、もう一つ北のブロックは1976年に建国2百周年を記念して開設されたバイセンテニアルパーク。これまでは、5万人規模の大イベントの会場として使われてきましたが、近くミュージアムパーク(博物館公園)と改名し、美術館と科学博物館が相次いで引っ越してくることになっています。

=== マイアミビーチとアールデコ歴史地区 ===

Art Deco District

 マイアミビーチは、マイアミの約4q沖に浮かぶ南北8qの砂州。地図上では、バージニアキーやキービスケーンとともに、フロリダキーズ列島に連なっているように見えますが、ビスケーン湾の北の島々はサンゴ礁ではありません。

 サウスビーチのアールデコ歴史地区)は、1930年代に建てられたストリームモダンというマイアミ風アールデコの街並みを現代に残すお洒落なショッピング街です。ノースビーチのバルハーバーショップスは、欧州ブランドのファッションショーを絶えず開催している超高級モール。

 そういえば、マイアミビーチの海水浴場は、アメリカでは珍しいトップレス解禁ビーチ…中でも最北端のハウローバービーチはヌードビーチですが、慌てないでください。裸になるのは「義務」ではないので、着衣で立ち寄ってもかまいません。

=== リトルハバナとカエ・オーチョ ===

 ところで、カーニバル・マイアミ、カルチュラル・フライデーズ、スリーキングス・パレード等々、マイアミでお祭りといえば、リトルハバナの八番街(8thStreet)…キューバ系の人々が多いところだけに、スペイン語でカエ・オーチョ(Calle Ocho)と呼びならわされています。

 カエ・オーチョを西に西に進むと、タミアミ・トレイルというエバーグレーズを縦貫してタンパに至る道になります。1915年から13年の歳月を費やして完成させた264マイル(425q)の大プロジェクトでした。

=== ココナッツグローブとビスカヤ宮殿 ===

Villa Vizcaya (Vizcaya Palace)

 マイアミ市南端のココナッツグローブには、マイアミで最も古い建物(バーナクル歴史州立公園)が残っています。1825年にキービスケーンのケープフロリダ灯台ができて、マイアミの入植が始まりました。

Plymouth Congretional Church

 ほかにプリムス会衆派教会)などもありますが、観光客に一番人気の史跡はビスカヤ宮殿。インターナショナルハーベスター(農機メーカー)の経営者が、第一次大戦でアメリカの景気が絶好調の時代に、マイアミの入口ビスケーン湾を一望にする浜辺に建てたイタリアルネッサンス様式の別荘です。あまりに立派なために、人々に宮殿と呼ばれ愛されてきました。

 ちなみに、「ビスカヤ」は「ビスケー」のスペイン語表記。マイアミのビスケーン湾の名前は、スペイン・フランス大西洋岸沖のビスケー湾(Bay of Biscay)に由来しています。

=== コーラルゲーブルズとベネチアンプール ===

Venetian Pool

 コーラルゲーブルズ市は、マイアミ大学がある美しい町です。1920年代のフロリダ土地ブームの時代に、整然と区画された地中海様式のゲーティッド・コミュニティとして建設されました。住民組合(Homeowner Association)も設けられたそうですから、先進的ですね。

 当時、セレブも訪れてにぎわった「ベネチアンカジノ」のプールが、今は市営で「ベネチアンプール」として一般に開放されています。観光客もOKですから、皆さんも、水着持参で出かけて豪華な史跡で泳いでみませんか?

=== ビスケーン国立公園 ===

Biscayne National Park

Biscayne National Park

ビスケーン国立公園案内図(⇒拡大)

 ビスケーン国立公園は域内の95%が海です。サンゴ礁の海にもぐったり、釣りをしたり、イルカの群れを眺めたり、マングローブの林でカヌーをこいだりするのが、代表的な観光メニュー。

 公園内はボートなしには自由に動けませんから、まずコンボイポイントのビジターセンター)を訪れるか、民間提携ツアー会社のビスケーン国立水中公園社(Biscayne National Underwater Park)の予約を取るとよいでしょう。


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