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埋め込みシステム(Stationary System)
近所に、庭に散水システムを埋め込むお宅が増えてきました。地下水を汲み上げて撒いているのだと思います。設置費用はかかりますが、水道代がかかりません。
A
振り子式スプリンクラー(Oscillating Sprinkler)
ノズルが一列に並んだ細管が、上向きの振り子のように、左右に180度向きを変えて往ったり来たりするスプリンクラー。長方形の区画に水を撒くのに便利です。
B
回転式(水切り)スプリンクラー(Palsating Sprinkler)
1口のノズルを回転させて広い範囲に水を撒くスプリンクラー。遠距離にも近距離にも均等に水を撒くために、細かく水を切る工夫がされている機種が多く、パタパタと気持ちのいい音が聞こえてきます。手軽ですが、撒きしろが円形で、四角い庭をカバーし切れないのが難点。
C
ロータリー・スプリンクラー(Rotary Sprinkler)
ノズルのアームが2〜3本セットで高速回転するスプリンクラー。回転式より狭い場所にねらい定めて散水するのに向いています。このタイプの発展形が次の動画で紹介する自走式スプリンクラー。
応用タイプ…自走式スプリンクラー(Traveling
Sprinkler)
D
スプリンクラーホース(Sprinkler Hose)
細かい穴がたくさん開いていて、水道栓をひねれば、そのまま散水できるホース。細長い場所に水を撒くのに向いています。
実は、今、わが家で一番役に立っているのがこのスプリンクラーホース。ホースとも、スプリンクラーともいえないので、ホームセンターで探すには苦労しますが、インターネットで探せば簡単に見つかります(ギルモア社製、フレクソン社製)。50フィート(15m)と25フィート(7.5m)の2種類。
スプリンクラーホースが特に活躍するのは、前庭の歩道と車道に挟まれた細長い芝生。水を撒くと、早朝の散歩を楽しむ人の迷惑になるので、散水がおろそかになりがちな場所ですが、スプリンクラーホースなら、水量を調節してチョロチョロ撒けばちょうどいい具合です。
一つ工夫したのは、続きの芝生でお隣に近い方の散水方法。スプリンクラーホースを縦に置いて歩道にかかる部分だけはビニールで覆いました。これなら、苦情も来ないでしょう。適当な大きさのビニールがなければ、ゴミ袋でも用は足ります。見かけも悪くありません。
ところで、気をつけたいのは夜間の保管方法。スプリンクラーホースの散水口は必ず上を向くように、できるだけ平らに伸ばして置きたいものですが、ホースをひねって撒いておくと、くせがついて思うように伸ばせなくなります。夜間はひねらずに撒くか、面倒なら裏庭の壁際に伸ばしたまま置いておくといいでしょう。
一度くせがついてしまったホースでも、昼間、気温が高いときに伸ばせば簡単に元に戻ります。
スプリンクラーホースを上手に設置するコツは、最初に、延長ホースとの接続部を置き、一方の端をしっかり決めて置くこと。それから、そろそろと後ずさりして、ホースを平らに敷いていきましょう。強く引っ張りすぎない限り、延長ホースがオモリになって、ホースの位置がずれません。女性でもひとりで簡単にできますから、お試しください。敷き終ってから、ねじれを補正するためにホースを踏んで歩いたら、もう完璧です。