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2013年10月15日(第88号)


焼きイモやふかしイモには日本産がベターですが…

 米国産サツマイモで和製洋菓子「スイートポテト」

 書くのが苦手というので代筆しますが、このコーナーは私の妻=満里の担当です。テレビでもインターネットでも美味しそうなお料理のレシピが氾濫していて、もう結構という気もしますが、このコーナーでは、満里が北米生活20年の間に先輩や仲間の駐在員の奥様やアメリカ人の友達に聞いて覚えた「アメリカで暮らす日本人」にお勧めのレシピを紹介します。


 今年はもう過ぎましたが、10月の第2月曜日はコロンバスデー。コロンブスがアメリカ大陸を発見し、バハマのサンサルバドル島に上陸した1492年10月12日を記念する祝日です。白人は、新大陸からトウモロコシやトウガラシを持ち帰りましたが、ジャガイモやサツマイモもアメリカ原産です。

 ところで、日米のサツマイモ…外見はよく似ていますが、中身は色も食感も大違い。米国産は(ニンジンと同じく)カロチンが多くて色が赤く、デンプン少なめでホクホク感にかけ無理によくいえばみずみずしい食感です。

 焼イモやふかしイモにするなら、やはり日本産がお勧めです。米国産でも、バターをたっぷりつければ、別物ながらおいしく召し上がれます。今回は、米国産のサツマイモで「スイートポテト」を作ってみました。明治20年に初めて売り出された和製洋菓子です。

 材料が米国産でも、出来上がりの味に大差は生じません。ゆで時間は短めで済み、その分だけ手間がかかりません。満里が母親から受け継いだレシピで、オーブンからこぼれるポテトの香りが何ともなつかしいそうです。


e-レシピ第62回「米国産サツマイモで和製洋菓子“スイートポテト”

======≪6〜8個分の材料≫=======

米国産サツマイモ 約350g

バター 40g

生クリーム 40t

砂糖 70g

卵 2個(黄身だけ使用)

バニラエッセンス 小さじ1/4杯

(またはラム酒やブランデー)

みりん 小さじ1/2杯

 ==============≪作り方≫==============

@ イモをきれいに洗って皮をむき、

A 1.5p幅の輪切りにする。


B 5〜10分ほど水にさらす。

C 鍋にイモを入れる。イモがたっぷりかぶるくらいの水を注ぎ、控えめの強火で串がスッと通るようになるまで15〜20分煮る。


【イモを煮ている間に】

D バターを計量し、

E 砂糖と


F 生クリームも計量しておく。

G 卵1個の黄身を取り、


H 菜ばしでかきまぜ、ほぐす。

I イモが煮えたら、水を切ってボウルに取る。


【オーブン予熱開始】

 (華氏360度/182℃)

J マッシャーでイモをつぶし、

K 目の粗いこし器に移し、麺棒で押しつぶしながらカタマリをなくす(完全にこす必要はない)。


L 鍋を中火にかけ、バターを入れる。

M 生クリームを入れ、


N 砂糖を加え、

O しゃもじでよく混ぜ合わせ、


P イモのペーストを加え、

Q しゃもじで、5〜6分練り上げる。


R (イモが鍋からスルッと外れるように感じるまで)水分がとんだら、ときほぐしておいた卵黄を加えて混ぜる。

S さらに1〜2分火を通してから下ろし、バニラエッセンスを加え少し冷ます。


天板にパーチメントペーパーを敷き、イモののペーストを6〜8個に等分して成形する。

㉒ もう1個の卵の黄身を取り、みりんを加え、


よくかき混ぜ、

㉔ ハケで、生のスイートポテトの表面を丁寧に塗り、


華氏360度(182℃)に予熱しておいたオーブンで13〜14分焼く。、

㉖ いったん取り出し(やけど注意!)、もう一度ハケで黄身を塗る。時々チェックしながら約5分、少し焦げ目がつくまで焼いたら出来上がり。