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2015年10月15日 (第112号)

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アメリカのミネラルウォーターには硬水が多いので、ご注意!!

  イタリアの野菜スープ・ミネストローネには軟水

 書くのが苦手というので代筆しますが、このコーナーは私の妻=満里の担当です。テレビでもインターネットでも美味しそうなお料理のレシピが氾濫していて、もう結構という気もしますが、このコーナーでは、満里が北米生活20年の間に先輩や仲間の駐在員の奥様やアメリカ人の友達に聞いて覚えた「アメリカで暮らす日本人」にお勧めのレシピを紹介します。


 満里の叔母が教えてくれた2012年の読売新聞のレシピ。とてもいいレシピで、イタリアレストランで食べるミネストローネに遜色ありませんが、アメリカで作る場合には、日本のレシピを少しアレンジしなければなりません。

 まず、野菜を柔らかく煮込むには軟水のミネラルウォーターがよいと言われていますが、日本では大半が軟水で、アメリカでは逆に大半が硬水ですから、ブランド名を確かめて買わないと、わざわざミネラルウォーターを使った意味がありません。日本では硬軟の区別が表示されていますが、アメリカでは詳しく調べないと分からない水もあり、面倒です。水広場というサイトには、北米のミネラルウォーターのページもありますが、やはり硬度が記載されていない水が多いようです。今回は、市販の軟水ミネラルウォーターの代表格ディアパークを使いました。

 菜っ葉は、原レシピでは小松菜ですが、北米でも手に入れやすいチンゲン菜に替えました。ホウレン草でもよいのですが、その場合は、アクが出るので最後に入れて、しっかりアク取りするのがコツです。

 ジャガイモは、原レシピに男爵イモとありましたが、満里は、好みで、煮崩れしにくいゴールドポテトを使いました。トマトソースには Hunts (Tomato Puree) の100%ナチュラルを使いましたが、塩分無添加のものなど様々なタイプのソースがありますから、塩加減など味つけは、適宜に調整してください。


アメリカ生活・e-レシピ第79回 「イタリアの野菜スープ・ミネストローネには軟水

============= ≪材料…8人分≫ ==============

タマネギ(中) 1個

ニンジン ½

セロリ 1

キャベツ ¼個

チンゲン菜 100g

ジャガイモ 1個

ベーコン 2枚

バター 50g

ローリエの葉 1枚

塩 小さじ1杯

トマトソース 8oz(227g) 

軟水のミネラルウォーター

 =====================≪作り方≫=====================


@ タマネギを1cm角に切る。

A セロリを、葉の部分も含め、1cm幅に切る。


B ニンジンをイチョウ切りにする。

C キャベツを3cm角に切る。


D チンゲン菜を、3cm幅のざく切りにする。

E ジャガイモを1cm角に切り、水にさらす。


F ベーコンを1cm幅に切る。

G 先に炒めるタマネギ、ニンジン、セロリと、後から炒めるキャベツ、チンゲン菜を分けておく。


H 中火の鍋にバター50gを入れて溶かし、

I ベーコンを入れ、

 


J ローリエの葉を半分にちぎって入れ、

K ベーコンが少し色づくまで炒める。


L タマネギ、ニンジン、セロリを加え、

M 小さじ1杯の塩を加え、

 


N 5分ほど混ぜながら炒める。

O キャベツ、チンゲン菜と、


P 水を切ったジャガイモを加え、

Q バターがなじむ程度に、1分弱炒める。

 


R ミネラルウォーターを、具材が隠れる程度まで注ぎ、強火で沸騰させる。

S アクをすくい取って、


㉑ 弱めの中火で、ふたをして30分ほど煮込む。

㉒ 蒸発分は水を足して補い、スープの量を保つ。

 


㉓ トマトソースを加え、

㉔ 全体を混ぜ、再びふたをして10分ほど煮込み、塩で味を調えれば出来上がり。