施肥(除草・除虫)と種まき ★肥料の種類とスケジュール ★雑草退治 ★芝生の修復 ★種まきの手順 いったん雑草がはびこってしまうと、並大抵の努力では除草し切れません。油断せず、入居して芝がまだ青々としているうちに施肥を始めれば、芝生の維持はさほど難しいことはありません。ただし、十分な水遣りもお忘れなく…。 肥料の種類とスケジュール
肥料は年4〜5回、業者に頼んでも高いばかりで効果がないこともありますから、できるものなら、なるべくご自分で頑張ってください。
5千平方フィート用の袋で、多少大きめの庭でも大丈夫。説明文に従い、手押しの肥料散布機のメーターを合わせることにより散布量を調整します。高温の日や24時間以内に雨が降って肥料が流されそうな日はいけません 年間の肥料を番号順にセットした商品(Scotts Lawn Pro Step1/Step2/Step3/Step4)がおすすめ。これさえ買えば、芝生の知識がない人でもあまり考えずに手入れできますよ。 雑草退治
雑草はタンポポのように葉っぱらしい葉っぱがあるWeedと稲のように穂を持つCrab Grassに大別されます。だから、除草剤は、雑草のタイプにより使い分けてください。「For Lawn」と書いてある薬をまかないと、肝心の芝生まで枯れてしまいます。量も間違えないように注意。 Crab Grassは芝と同じように根を張って繁殖していくので、特に難問です。春の手入れ(施肥)で芝を強くたくましく育てていくのが正攻法のようで、多雨の年は、わが家の庭もCrab Grassだらけになってしまいましたが、業者に聞いたら「冬が来たら自然に死ぬ」とあっさり言われました。 ほかに、コケや病気、地虫対策など専門の農薬も売っていますが、特別な場合には、ひどくならないうちに大家さんに相談してはいかがですか。芝生管理は、通常、テナント(借家人)の責任ではありますが…。 芝生の修復
芝は強い植物だからお庭に使われるのですが、春に草を放置したり、夏に水遣りを怠ったり、秋に落ち葉かきの手を抜いたりしていると、いつの間にかハゲハゲの箇所(Bare Spot)が目立つようになってきます。早春は、芝生の修理をする絶好の季節です。ユーチューブのビデオを参考にごらんください。 芝生全面がボロボロに痛んでしまったら業者に頼むしかありませんが、まだ軽症のうちなら自分で修理してみましょう。芝の種を撒く方法、種と肥料や保温・保湿用のくずを混ぜたミックスを撒く方法、パッチ(Patch=継ぎ当て)修理用の芝生に張り替える方法と三つのビデオを見つけました。 気候のタイプによって、それぞれの土地にふさわしい芝は違います。大雑把に分けると、表上で背景を青表示した芝は寒冷地向き、赤表示した芝は温暖地向きです。芝の名前をクリックすると、シードランド(Seedland)という種屋さんのホームページで皆さんの地域に向いている芝かどうか判断できます。もちろん画像付きですよ。
肥料や除草剤の大手スコッツ社(Scotts)のホームページを見ると、地域性のほか、日照時間が短い場所向きや人々に頻繁に踏みつけられる場所向きなど環境に応じた芝の種が売られています。 種まきの手順 種まきをするなら、寒冷地なら春か秋、暑い地方なら夏が向いているのだそうです。種を買うときには、袋の表の成分表に雑草の種(Weed Seed)が0.2%以下と書かれているか必ず確認してください。できるだけ現在のお庭の芝と同じ種類の種を選びましょう。 最初に、ゴルフ場のバンカーにあるレーキ(Rake)のようなもので、ハゲハゲの場所を数センチ軽く耕します。広い範囲でなければ手で十分ですから、1平方インチ(2.5センチ四方)に10〜15個の割合で種をまいてください。 まいた種は、熊手を裏返しに使い、土とよく混ぜます。ワラやピートモス(Peat Moss=保湿用の土)を上にかぶせるようにまけば万全です。2〜3週間、種が芽を出して根付くまでは、日に2回優しく水をやってください。 パッチマスターは、種まきと基本的に変わりません。スコッツ社の製品で、種と肥料や保湿用のくずが、あらかじめミックスされていますから、もっと簡単です。 修理用の芝生は園芸用品店で売っています。買ってきて、形に合わせてハゲハゲの部分を剥がした上、張り替えます。
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