花を植える ★手間のかからない花から始めましょう ★多年草の茎は秋に切る ★植える手順 ★初心者にお勧めの一年草 「花を植えるなら、母の日が過ぎてからがいいよ」と誰かに聞いたことがありますが、あれは、昔、カナダのトロントに住んでいた頃の記憶かもしれません。冬が長い地方では、5月初めまで霜が降りることもありますからご注意…天気予報に注意して、翌朝、霜が降りそうな場合には、余り布か何かでお花を優しくカバーしてあげてください。
手間のかからない花から始めましょう 近所のガーデンセンターに出かけて、赤、白、黄色とピンクの百日草(Zinnia)を買ってきました。1本ごとにパック(cell pack)に分かれていて1箱(flat)に18本。1本$1.50が1箱だと$19.99でしたから、喜んでまとめ買いしました。 百日草のような一年草(annuals)は、毎年植え替えなければなりませんが、仮に手入れが悪くて枯らしてしまってもあきらめがつくので、園芸道の初心者にはお勧めです。 日向が好きな草花は戸外に、日陰が好きな草花は屋根があるコーナーに並べられていますから、お花を買いに行く前に必ず植える場所を考えておかなければいけません。お花を選ぶポイントは、見栄えと日当たりばかりではありません。水はけや乾湿、酸性やアルカリ性など土壌の特性によっても制約を受けます。 今回私たちが花を植えるのは、玄関ポーチ前の小さなスペース。中西部の穀倉地帯と違いケンタッキーの土壌は貧弱…わが家の庭も少し掘ると粘土が出てきますが、この場所は何年も花を植え土を入れ替えてきたので、肥えて水はけもよくなっています。百日草は色とりどりで比較的背も高く、日当たりがよく水さえあげればほかにあまり手間のかからないお花だから選びました。
日本にもすぐれた「園芸系」のホームページがありますが、アメリカのサイトで草花を勉強するなら、イリノイ大学社会人講座(University of Illinois Extension)のページが、かなり頼りになりそうです。一年草のサイト(一年草一覧/用途別のお勧め)と多年草のサイト(多年草一覧/用途別のお勧め)に分かれています。 多年草の茎は秋に切る 百日草の間に、あらかじめ別のお店で買ってきていた多年草(Perennials)の擬宝珠(ギボウシ=Hosta)を植えることにしました。多年草は開花期間が短いものも多いので、多年草だけで花壇を作るには最初から四季それぞれの色取りを想定してデザインしておかなければいけませんが、今回は、華やかな一年草と交互に、隙間を埋める「緑」として脇役的に使ってみましょう。 擬宝珠(ギボウシ)は1株が百日草より一回り大きくて1パック$3.33で売られていました。お花の名札の裏側が説明書になっていて、丁寧に四季のお手入れの仕方が書かれていました。 真夏の頃に淡いラベンダー色のお花が咲くそうです。秋にお花が散ってしまったら、忘れず茎を切り落としておくことが大事です。冬は特別な手当てをしておく必要もない多年草の中では比較的手間のかからない草花です。 植える手順 @事前に根元に水をやって土を軟らかくしておいてから、パック(鉢)のお花を取り出します。根が張っていたら少しほぐしてあげてください。 Aパック(鉢)と同じ深さで直径が3倍の穴を掘ります。 Bお花を植えて、元通りの根元の高さかほんの少し上のあたりまで土をかぶせます。地中に空気穴ができないようにしっかり押さえてください。溶液状の肥料(Starter Fertilizer)を撒いてあげて、周りに土を少し盛り上げるといいでしょう。 Cたくさん水をやって、保湿用にマルチ(木屑の腐葉土)が3〜5cmの厚さになるよう撒いてください。お花を植えてしばらくの間は、定期的に肥料を撒きましょう。 初心者にお勧めの一年草 (資料:イリノイ大学社会人講座)
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