アメリカでは、個人でも、小切手を受け取る機会があります。日本では、銀行で現金しか入金したことがない人も、まず銀行の窓口で小切手を入金する練習をしましょう。 入金票は小切手帳の末尾についていますが、銀行の窓口にも置いてあります。 ≪入金票の記入例≫
入金の手順 @小切手帳の末尾に「Deposit Ticket(入金票)」が何枚か綴じ込まれていますが、店頭で入金する場合には普通これを使います。右の一番上の行には、小銭も含めて入金する現金の合計を書きます。2行目から4行目には、入金する小切手の番号と金額を書き、現金と合わせた金額の小計を5行目に書き入れてください。コインが多いときは、ご自分で巻く紙がありますから、店頭であらかじめ束ねてくださいね。一部を現金で持ち帰りたい方は、6行目にお引出しの金額を書き入れます(このケースに限り現金受領の署名が必要)。 A7行目の差引が口座に入金される最終合計額です。入金票はロビーにも備え付けられていますが、口座番号を記入しなければなりません。口座番号を忘れたら、顔見知りの担当者に聞けば教えてくれるでしょう(運転免許証を見せるように言われるかもしれません)。 B小切手裏面のはじに署名をする行為は「Endorsement(裏書)」と呼ばれ、小切手を他人に譲渡したり銀行に取立てを依頼する意味がありますが、小切手をいったん自分の口座に入金する場合は裏書不要です。ただし政府(連邦/州)や保険会社発行の小切手を入金する場合や直接換金したい場合だけ必要です。 C単純に現金を引き出したい場合は、受取人名の欄に「Cash」と書いた小切手を振り出してテラーに手渡すだけです。貯蓄預金については小切手を発行してもらっていない方、小切手を使いたくない方は、ロビーに備え付けの「Withdrawal Sheet(支払票)」を使ってください。アメリカ人は、こうした入出金をドライブ・スルーでやるのが好きです。お客様がお金や入金票を容器に入れて気送管で送ると、事務処理後オフィスから帰ってきた容器にはレシートが入っているという仕組みです。 まとまったコインを入金するには、スーパーや文房具店で売っているコイン巻き(Coin Wrapper)に包んで持ち込まなければなりません。スーパーのコイン換金機を使えば簡単に紙幣に換えられますが、アメリカでは、しっかり手数料を取られてしまいますから念のため…。 |