原生代末期の超氷河期


Snowball Earth

地球誕生と大陸の移動

 地球が生まれたのは今から46億年前、最初の生命は早くも40億年前に海で誕生しましたが、地表が冷えて固まり始めたのは、それよりずっと後のことで、以来、成長しながら、4〜5億年の周期で分裂と合体を繰り返してきているようです。

 ブレーキー教授の最古の地図は、6億年前にさかのぼれます。原生代の末期で、ちょうど超大陸パノティア(旧ロディニア)が分裂を始めた時期に当りますが、この頃から後の大陸移動の様子は、各地の岩石に残る地磁気の測定により、かなり正確に知られるようになってきました。

 原生代といえば、最も進化した生物でさえアメーバやゾウリムシなどの仲間の原生動物だった時代ですが、最近の研究では、その原生代の末期に、地球がすっぽり凍って雪だるま(スノーボールアース)になる超氷河期が何度か訪れたのではないかと考えられています。

 正に最悪の生存環境だったわけですが、幸い、火山から噴出した二酸化炭素が長期にわたって蓄積し、徐々に地球温暖化が進んだおかげで、生命は絶滅の危機を乗り越えることができたそうです。

カンブリア紀

脊椎動物の祖先

ミロクンミンディア

5眼の絶滅種

オパビニア

オルドビス紀

ノーチロイド(オームガイ)

複眼を持ち泳ぐ三葉虫


カンブリア紀


 温かくなった地球で光合成バクテリアが大繁殖し、酸素濃度が急上昇します。生物の進化が一気に加速して、糸くずのような初期の多細胞生物の中から、メートル単位の大きさのエディアカラ生物群が誕生します。

 古生代に入ると、今日に残る動物の祖先と、既に絶滅した奇異な生物が一つの生態系に集いました。「カンブリア爆発」と呼ばれる進化のピークを迎えたのです。

 この頃から、ローレンシア大陸(北米とグリーンランド)は超大陸から分離してバルティカ(北欧)やシベリアと共に北上します。

 南極には、ゴンドワナ大陸が残りました。北米は、その後、5億年前から2億年前にかけて赤道付近にとどまり、熱帯気候の下で動植物が繁栄しました。


オルドビス紀


 オルドビス紀にはオウムガイの仲間がサンゴの海を支配していました。陸ではアパラチア山脈の造山運動が始まり、降雨で河川が形成された結果、次第に多様な生物が住める複雑な地形が準備されていきます。

 シルル紀にはローレンシア(北米)とバルティカ(北欧)が衝突します。原始的な植物や三葉虫など節足動物の中に、それまで生物不在だった陸上に上がるものが出てきます。