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2015年1月15日(第103号)


課題は賢い味噌の節約法ときれいな焼き方

 アメリカでは「魚の味噌漬け」が恋しい!!

 書くのが苦手というので代筆しますが、このコーナーは私の妻=満里の担当です。テレビでもインターネットでも美味しそうなお料理のレシピが氾濫していて、もう結構という気もしますが、このコーナーでは、満里が北米生活20年の間に先輩や仲間の駐在員の奥様やアメリカ人の友達に聞いて覚えた「アメリカで暮らす日本人」にお勧めのレシピを紹介します。


 私の母の実家は、次郎長で有名な清水港で魚の仲買をしていました。おかげで私が子供の頃、戦後まだ美味しいものが少なかった時代に、魚だけはゼイタクに食べさせてもらったものです。

 アメリカやカナダでも、海に近い場所なら、魚はもちろん、エビ、カニ、ロブスターにオイスターと、シーフードにことかきませんが、私たちが住んでいるケンタッキーはじめアメリカの内陸のお魚事情は最悪です。一般のスーパーで買える魚といえば、マグロとサケを除き、白身魚ばかり。第58回の白身魚のソテーに白身魚の一覧表がありますから、ごらんください。

 でも、こんな白身魚でも、味噌漬けにしたら、あの懐かしい「日本の味」…美味しく食べられます。課題は、(アメリカでは味噌が高いので)できるだけ使う味噌の量を倹約することと、魚焼き器がなくても焦がさずにきれいに焼く焼き方…今回のレシピは、切り身を一つ一つラップに包んで漬けるのが「ミソ」の1、フライパンにパーチメントペーパーを敷いて焼くのが「ミソ」の2です。

 白身魚なら何でもOKですが、今回はティラピア(いずみ鯛)を使いました。下の写真の付け合わせは、キュウリの薄切りをポン酢少々であえたものです。


アメリカ生活・e-レシピ第73回「アメリカでは"魚の味噌漬け"が恋しい」

============= ≪材料 2人前≫ ==============

白身魚 2切れ

塩 切り身100gに対し小さじ¼杯

【味噌の材料】

 味噌 大さじ3杯

 砂糖 大さじ2杯

 みりん 大さじ1杯

 日本酒 少々

 =====================≪作り方≫=====================

@ 冷凍魚は解凍し、ペーパータオルでしっかりと水気を取る。

A 魚を半分に切る。


B 切り身の表と裏に、塩(100gに対し小さじ¼杯)をふりかける。

【味噌作り】

C ボウルに味噌大さじ3杯を入れ、


D 砂糖2杯と

E みりん大さじ1杯と、


F 日本酒少々を加え、

G 木ベラでよく練り混ぜる。


H 塩をふりかけておいた魚の水気をペーパータオルでふき取る。

I ラップを魚の切り身のサイズに合わせて4枚切り取り、


J ラップ1枚に切り身を1切れずつ置き、切り身の表と裏に、

K それぞれ⅛の味噌を塗る。


L 味噌を塗り終わった切り身を、それぞれラップでしっかり包み、

M バットに並べ、


N 冷蔵庫(できればチルド室)で一晩置き、味噌をなじませる。

【切り身を焼く】

O 冷蔵庫から取り出し、ペーパータオルで味噌を拭き取って


P バットに置く。

Q (魚焼き器がなければ)パーチメントペーパーを敷いたフライパンに、


R 切り身を置き、火が通り始めてから4~5分で

S ひっくり返し、さらに2~3分焼けば出来上がり。