ミズーリ州

セントルイス・e-ガイド

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セントルイス

セントルイス

St. Louis

セントルイス・e-マップ掲載先索引)/ゲイトウェーアーチ

セントルイス・e-マップ

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掲載先索引

公共・交通とショッピング】 【ダウンタウン】 【ミッドタウン】 【フォレストパーク周辺

市内南部と周辺】 【ミシシッピー上流】 【ミズーリ川流域】 【ミシシッピー川下流

サンプル

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ゲイトウェー・アーチ

 ★ルイス&クラーク探検隊 ★ゲートウェーアーチの建設


ルイス&クラーク探検隊の進路

Gateway Arch

 ミシシッピー州・e-ガイドで、経緯については詳しく説明しましたが、独立戦争(1775-83年)が終わって20年後の1803年に、アメリカは、フランスからミシシッピー川西岸の広大な領地(ルイジアナ=ルイ14世の土地)を買収するビッグ・チャンスをつかみました。もちろん、原住民のインディアンの意思におかまいなしに、白人国家間で行われた取引です。

 当時、その西のオレゴン・カントリー(現在のオレゴン・ワシントン州とカナダのブリティッシュコロンビア州)の所属は決まっていませんでした。そのままでは、スペインやイギリスのものになってしまいますから、時のジェファーソン大統領が、ルイスとクラークに太平洋への道を探す任務を与えました。

アメリカの西部・太平洋史年表

1803-05年

ルイス&クラーク探検隊

1810-13年

アスター探検隊(幌馬車にも優しいオレゴントレイルのルートを発見)

1821年

メキシコがスペインから独立・サンタフェトレイルの開拓

1835年

テキサス共和国がメキシコから独立

1843年

1843年の幌馬車隊(開拓者千人がオレゴンに入植)

1846年

オレゴン協定でアメリカとカナダの国境が決定

1846-69年

モルモン教徒が現ユタ州に大移動

1848年

米墨戦争でカリフォルニアほか現南西部諸州のメキシコ領を獲得

1848-55年

カリフォルニア・ゴールドラッシュ(サンフランシスコ周辺)

1852年

西海岸初の本格港湾がサンフランシスコ対岸のオークランドに開港

1858-61年

コロラド・ゴールドラッシュ

1867年

ロシアからアラスカ購入

1869年

大陸横断鉄道開通(カリフォルニア州サクラメント-ネブラスカ州オマハ)

1890年

フロンティアの消滅(全米でインディアンを駆逐)

1892年

ロサンゼルスで石油発見

1898年

ハワイ併合、フィリッピン植民地化

1901年

テキサス州ヒューストン付近で石油発見

1913年

ロサンゼルス用水路が完成して水不足が解消

=== ルイス&クラーク探検隊 ===

 探検隊の出発地はセントルイスでした。セントルイスは、ミシシッピー川とミズーリ川の合流点で、対岸では現在のシカゴ方面からイリノイ川も合流する交通の要衝で古くから開けていました。一行はミズーリ川をさかのぼり、ロッキー山脈を越えてからはコロンビア川を下り、現在のオレゴン州ポートランド付近で太平洋に到達しました。

 この探検が、アメリカのミシシッピー川以西の西部開拓時代の始まりでした。さらに歴史は太平洋進出の時代へとつながったのです。南北戦争は1861-65年でしたが、多くの退役兵が西部に流れ、テキサスで育てた牛をカンザスの駅から鉄道でシカゴに積み出す「カウボーイ」という当時の花形の職業に就きました。

 ちなみに日本に最初の黒船来航があったのは1853年。明治維新(元年)は1868年で、日清戦争が1894-95年、日露戦争が1904-05年、パナマ運河の開通は1914年でした。

========= ゲイトウェーアーチの建設 =========

 ゲートウェイアーチは、かつて大西部への「玄関口」だった都市セントルイスを象徴する巨大なアーチ型の門です。ジェファーソン大統領とルイス&クラーク探検隊の業績を讃えるために、ダウンタウンのミシシッピー川河岸に建てられました。計画は、早くも1930年代に始まっていたのですが、第二次世界大戦で大幅に遅れてしまいました。

展望デッキの窓

アーチの内部

 1947年には公募でフィンランドの建築家サーリネン設計のデザインが採用されましたが、プロジェクトは朝鮮戦争で再び中断して、工事が始まったのはケネディ大統領時代の1961年。サーリネンはその年に亡くなり、ケネディも翌々年に暗殺されて二人ともアーチを目にすることはできませんでした。

 アーチは、真ん中に挟んだ仮設の梁(はり)を少しずつ持ち上げながら左右同時に建て進められ、最後の部品によりアーチが連結される様子は、1965年10月28日全米にテレビ中継されました。世界の建築史にも例も見ない特異な構造の建造物で、アーチ建設の記録映画も観光のポイントの一つです。

 アーチの中は中空構造で、カプセル型の乗り物で展望デッキに上れる仕掛けになっています。地下には、ルイス&クラーク探検隊に関連する博物館があります。

=== セントルイス万博 ===

 1904年に開かれたセントルイス万博も、ジェファーソン大統領のルイジアナ購入100周年を記念したもので、オリンピックも共催されました。会場は当時のセントルイス市街最西端…現在はフォレストパークとワシントン大学(セントルイス)のキャンパスとして残っています。

=== セントルイス・ブルース ===

 しかし、セントルイスを語るには、黒人文化のブルースやジャズを忘れてはいけません。セントルイスは、プロもビギナーもあらゆるジャンルの音楽を演奏できるコンサートホールやライブハウスが街中に立ち並ぶ音楽都市です。セントルイス・e-ガイドの地図上でミュージックスポットの マークをクリック、YouTubeの動画でそれぞれ微妙に違う雰囲気を味わってください。

=== トム・ソーヤの町 ===

 そういえば、ミシシッピー川を約100マイル(160q)さかのぼったハンニバルは、マーク・トウェインの「トム・ソーヤの冒険」の舞台…付近には、トムとハックルベリーが金貨を見つけたインジャン・ジョーの洞窟など物語のモデルになった1830年代の風景が今も残っています。


セントルイスe-マップ掲載先一覧

掲載先の住所や詳細については、上の「e-マップ」でごらんください。掲載先の加除訂正に関しご意見ご要望等があれば、ご連絡ください。ご本人でも第三者の方でもかまいません。 KJBusiness Consulting 山田 Email: info@jlifeus.com

公共・交通とショッピング

ランバート・セントルイス国際空港  ユニオン・ステーション  イーズ橋  メトロリンク(レッドライン)  メトロリンク(ブルーライン)  セントルイス日本語教室(補習校)  プラザ・フロントナック  セントルイス・ギャラリア  ウェストカウンティ・センター  サウスカウンティ・センター  チェスターフィールド・モール ミッドリバーズ・モール ウェストポートプラザ(ライフスタイルセンター)  セントルイス・ミルズ  イーストイースト  イースト  アジアマーケット  グローバルフーズ  スーラード・ファーマーズマーケット  たちばな  のぶ  関(せき)  石水(せきすい)セントルイス店

ダウンタウン

ゲートウェイ・アーチ(国立ジェファーソン西部開拓記念建造物)  西部開拓博物館  オールド・コートハウス(旧裁判所)  オールドカテドラル博物館(ルイ聖王バシリカ教会)  ゲートウェイアーチ・リバーボート  ゲートウェイアーチ観光ヘリコプター  ブッシュ・スタジアム(大リーグ セントルイス・カージナルズ本拠) ラクリーズ・ランディング飲食街  ルミエールプレイス  アメリカズセンター  エドワード・ジョーンズ・ドーム(愛称:ジ・エド= NFL セントルイス・ラムズ本拠)  スコットレード・センター(NHL セントルイス・ブルース本拠)  シティ・ミュージアム(子ども博物館・水族館)

ミッドタウン

ファビュラス・フォックス・シアター  ジャズ@ビストロ(実演と教育)  セントルイス交響楽団@パウエルホール  シェルドン・コンサートホール&アートギャラリーズ  ピューリッツァー芸術基金(安藤忠雄氏設計)  セントルイス現代美術館  セントルイス大学 

フォレストパーク周辺

セントルイス バシリカ大聖堂  セントラルウェストエンド商店街   セントルイス・サイエンスセンター  フォレスト・パーク(1904年万国博覧会会場)  ジュエルボックス  ミズーリ歴史博物館  ザ・マニー(野外コンサートホール)  セントルイス動物園  セントルイス美術館  ワシントン大学(セントルイス)  ミルドレッド・レーン・ケンパー博物館(愛称:ザ・ミリー)  デルマーループ繁華街  ザ・ページェント 

市内南部と周辺

アンハイザー・ブッシュ工場見学(バドワイザービール)  オフ・ブロードウェー  ラファイエット・スクエア地区  ミズーリ植物園  タワーグローブ・パーク  リバーシティ・カジノ  ユリシーズ・S・グラント国立史跡  ウェブスター大学(補習校所在地)  セントルイス・オペラシアター   ローマイヤー彫像公園  交通博物館  バタフライハウス  アクアポート@メリーランドハイツセンター  ハラーズ・セントルイス  アメリスター・カジノ  旧ミズーリ州議会州立公園  マストドン州立遺跡  シックスフラッグズ 

上ミシシッピー川上流方面(北)

カホキアマウンズ州立公園  フェアマウントパーク競馬場  オールド・ルート 66  トライシティ・スピードウェー  ルイス&クラーク州立史跡  ミーティング・オブ・グレートリバーズ(大河合流)景勝道路  グレートリバーロード(イリノイ州北部)  グレートリバーロード(ミズーリ州)  マーク・トウェイン・リバーボート  マークトウェインの家博物館  マーク・トウェイン生誕地州立史跡

ミズーリ川上流方面(西)〜南西方面

ケイティトレイル州立公園(全米最長のサイクリングロード)  ドイッチェハイム州立史跡  グラハムケーブ州立公園  フィンガーレイクス州立公園  コロンビア・モール  ミズーリ大学  レ・ブルジョワ・ヴィンヤーズ  ロックブリッジ州立公園  ネーティブストーン・ワイナリー  キャピタル・モール  ミズーリ州立博物館  ランギ・ネーチャーセンター  サミットレイク・ワイナリー  オノンダガ・ケーブ州立公園  ディラードミル州立史跡  ミズーリ鉱山州立史跡  エレファントロックス州立公園  フォートデビッドソン州立史跡  タウムソークマウンテン州立公園  ジョンソン渓谷州立公園  サム・A・べーカー州立公園

上ミシシッピー川下流方面(南)

グレートリバーロード(イリノイ州南部)  フォートシャートル州立公園  フェリックスバーリハウス州立史跡  フォートカスカキア州立公園  「涙の旅路」州立公園  ボリンガーミル州立史跡  レイジーL・サファリパーク  一般訴訟裁判所   聖ビンセント・カトリック教会  グレンハウス  ヒストリック・フォート D


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